こんにちは!
オンラインダイエットコーチの藤本です。
体の中で気にする人が最も多い部位がお腹。フラットで縦に一本線が入った腹筋は憧れですよね。
しかし、いくら体重を落としてもぽっこりとお腹が出てしまっていて凹まないと悩んでいる人は多いようです。
なぜ、お腹がやせないのでしょうか?原因と効果的に痩せる方法について解説しました。
目次
痩せてもお腹だけが痩せない
体重が落ちても、軽くてもお腹がやせずに悩んでいる人は多いようです。
私のインスタグラムアカウントでBMI20以下の方を対象にアンケートをとったところお腹周りに不満を持っている人の割合は5割を超えていました。
また、BMI20から体重を落としたら体型悩みは改善したか?という質問に対しては8割以上の人が「変わらなかった」「むしろ酷くなった」と回答しました。
BMI22から20まで落としたら大半の人が体型改善を実感していましたから、BMI20以下からはほとんどの人が体重を落としても体型の改善を実感できていないようです。
痩せてもお腹が痩せない原因
なぜ、痩せてもお腹がやせないのでしょうか?それは体の中身や姿勢の問題にあります。ここではそのことについて解説します。
脂肪が多く筋肉が少ないこと
お腹がやせない原因の一つは脂肪が多く筋肉が少ないこと。脂肪が多いとお腹周りは大きく垂れたお腹になってしまいます。
脂肪と筋肉を比較すると、同じ重量でも脂肪は筋肉よりも約20%サイズが大きく、柔らかく下に垂れるという特徴があります。
ですから、同じ身長・同じ体重でも脂肪が多く、筋肉が少ない人は体のサイズが大きくお腹が垂れてきやすいのです。
姿勢が悪い
姿勢が悪いこともお腹が痩せない原因。悪い姿勢はお腹周りに脂肪を集めてしまいます。
今すぐにやって欲しいのですが、背骨を丸めて前かがみになってみてください。
そして、そのままお腹を触ってみましょう。お腹に脂肪が集まっていますよね?つまり姿勢によって脂肪が集まったり、散らばったりするのです。
また、背骨が反りすぎる「反り腰」という姿勢になってお腹が前に突き出されてしまっていることも原因の一つ。ぽっこりとお腹が前に出てきてしまいます。
ここまで極端でないにせよ、体中に小さな姿勢の変化が生じて脂肪が目立つ姿勢になってしまっていることは十分に考えられます。
ですから、お腹痩せをするためには姿勢を変えることが大切なのです。
肋骨が開いている
お腹が痩せないのは肋骨が開いていることも大きな原因。お腹を前に盛り上げて、くびれもなくしてしまいます。
肋骨は胸部を覆うように存在するカゴ状の骨。肺や心臓など臓器を保護しています。
肋骨は内部に肺があるため広がったり狭まったりします。肺の中で空気の出し入れが行われるためです。
肋骨が正常に動いていれば問題ありません。しかし、何らかの原因で十分に肋骨を狭めることができない場合、外側に広がったままの状態になってしまいます。このことを肋骨が開いていると言います。
肋骨が開くと全体的に外側に膨らむため、ウエストのくびれはなくなり、お腹は前にポコンと出てきてしまいます。
胃下垂
胃下垂はお腹の中で内臓を支える力がなくなり、胃などが腸の方まで下がってきてしまっている状態を指します。内臓が下がってくると下っ腹がぽっこりとでてきてしまい、体重を落としてもなかなか痩せることができなくなります。
体重を落としすぎると内臓を支える力が弱くなり胃下垂になる可能性が上がってしまいます。適切な体重をキープすることがとても大切です。
間違ったお腹痩せ方法
脂肪の種類を気にすること
脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪があって、ぽっこりお腹の原因は内臓脂肪が原因と言われることがあります。しかし、これはBMIが22以下の人は気にする必要はありません。
なぜなら低体重の人のほとんどは内臓脂肪が溜まっておらず、ぽっこりお腹の原因にはならないからです。
内臓脂肪は皮下脂肪よりも先に減少します。であれば、標準体重以下になっているあなたには、ぽっこりお腹になるほど十分な内臓脂肪は残っていません。
本当に気になるのであればまずは病院でCTをとってもらいましょう。問題があるなら病院で治療してもらえるはずです。
間違ってもいきなりエステに行ってはいけませんよ。
これ以上体重を落とすこと
いくら体重を落としてもぽっこりお腹がスッキリしない場合、これ以上体重を落としてはいけません。ほとんど無意味なばかりかひどくしてしまう可能性もあります。
特にBMI20以下から体重を落とす場合、起こってしまうのは胃下垂の進行、筋肉量の低下と体脂肪率の増加、筋肉の弱化による姿勢の悪化や肋骨の開きが大きくなることなど、様々なデメリットがあります。
私がとったアンケートでもBMI20よりも体重を落としたら体型が改善したと回答したのは全体の2割。6割は体型は変わらなかったと回答し、2割は更に酷くなってしまったと回答しました。
これ以上体重を落とすことに意味はありません。他の部分にアプローチをして体型を改善しましょう。
お腹痩せに効果的な4つの方法
お腹痩せに効果的な方法は日常的な習慣が大切。普段の座り方やストレッチ、筋トレ、食事の改善によって体重をコントロールすることでスッキリとしたお腹にすることができます。
ここではそれぞれを詳しく解説していきます。
1. 座り姿勢を良くすること
座り姿勢を良くすることでお腹痩せを促すことができます。良い姿勢をとることで、筋肉に余計な負担をかけずに固くなる事を軽減するからです。
一日で最も長い時間とっている姿勢はなんでしょう?1つ目は寝姿勢。ベッドの上には6〜8時間程度はいることがおおく、リラックスタイムも寝転んでいることが多いでしょう。
寝姿勢と同じかそれ以上にとっている姿勢は座り姿勢ではないでしょうか?デスクワーカーは仕事時間中は基本的に座っていますし、家に帰ってからも座っている時間が長いでしょう。
立ち仕事の方も接客などをされていない時間では座ってる時間は長いと思いますから、多くの人にとって座っている時間は長いのです。
そんな座り姿勢を悪い姿勢にし続けると、筋肉に負担がかかり固くなってしまいます。筋肉が固くなると姿勢の悪化や肋骨の開きに繋がって体型崩れの原因に…
ですから、普段からの座り姿勢を良くしておく必要があります。
詳細は、以下の記事に書きましたのでぜひご覧下さい。
2. ストレッチ
お腹痩せをするためにはストレッチがとても大切。筋肉を柔らかくして姿勢の悪化、肋骨の開きを防いでくれるからです。
姿勢が悪くなる原因の一つは筋肉が固くなる事。運動不足で固くなった筋肉は正常な範囲から骨を引っ張ってずらして姿勢を悪くしてしまいます。
これを防ぐためには日常的にストレッチを行うこと。固くなった筋肉をほぐして正常範囲から骨がずれることを防ぎます。
運動習慣がなく体力に自信がないかたは簡単なストレッチから始めてみましょう。
姿勢改善や肋骨の開きを改善するためのストレッチは以下の記事をご覧下さい。
3. 筋トレ
体重が軽くてもお腹がやせない人には筋トレがおすすめです。体脂肪が多く、筋肉量が少ないとお腹が痩せてこないからです。
筋肉量を増やすためには筋トレをすることが大切。適切な食事・睡眠だけでは筋肉量を増やすことはできません。筋肉量を増やすためにはそれらを摂った上で筋トレをすることが必要になるからです。
こちらの記事に初心者向けのおすすめ筋トレメニューを紹介していますので、ぜひご覧下さい。
4. 体重を落とすのをやめ適正体重にすること
体重は軽い、落ちたけどけどお腹がやせない方はこれ以上体重を落とすことはやめ、適正体重に調整しましょう。胃下垂の原因は低体重により内臓を支える力がなくなることだからです。
胃下垂は筋肉量や内臓を支える腸壁の脂肪が減りすぎてなってしまいます。ですから筋肉量や腸壁の脂肪を増やさなければいけません。
しかし、基本的に体重を落とすと筋肉量も脂肪量も落ちます。すでに体重を落として筋肉量が少なくなっている状態ですから、これ以上体重を落とすと更にひどくなる可能性もあります。
そのためには体重を落とすのをやめ、場合によっては適正体重にまで増やすことがおすすめ。
少なくともこれ以上無理に体重を落としてもぽっこりお腹は改善しません。
健康的で細く美しく見られるBMI20程度です。ここを目標に体重をコントロールしていきましょう。
まとめ: 体重以外のアプローチをしよう
体重を落としてもお腹がやせない人は、体重以外が原因となっています。
裏を返せば、その部分にアプローチをすることでスッキリとしたお腹をラインを作る事ができるということ。
適正体重を維持しつつ、体型を改善していくようにしましょう。
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