こんにちは!
オンラインダイエットコーチの藤本です。
BMI18まで体重を落としたけど、見た目が太っていると悩んでいる人は多くいます。
- 下腹がぽっこり出たまま
- 太ももの間に隙間が出来ない
- 身体全体に締まりがなく垂れている
体重を落とせば痩せると思っていたのに、見た目は太ったまま…
なぜBMI18まで落としたのに、見た目が太ったままなのでしょうか?そもそもBMI18は本当に痩せているのでしょうか?
この記事ではBMI18なのに見た目が太っている原因と対策について解説します。
目次
そもそもBMIとは?
そもそもBMIとは身長に対して体重がどれくらいかの指標。健康リスクがどれくらいあるかの判断に使われます。
ですから必ずしも、見た目の判断基準にはならないということです。
詳しく解説します。
BMIとは身長に対して体重がどれくらいかの指標
BMIとは身長に対して体重がどれくらいあるかの指標です。
例えば、「体重60kg」とだけ聞いたら、その人が太っているか痩せているかを判断することができませんよね。
では身長170cmの人が体重60kgだったらどうでしょう?
標準的かやや痩せていると思いませんか?
一方で、身長150cmの人が体重60kgだったら?
太っているかも…って思いますよね。
このように身長によって適切な体重は変わってきます。
それを判断するための指標がBMIなのです。
BMIの計算方法
BMIの計算方法は単純。
BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m) x 身長(m)
これでBMIが算出できます。
注意しなければいけないことは身長のところはセンチメートルではなく、メートルで計算します。
例えば身長158cmの人の場合、1.58 x 1.58になります。
今の自分のBMIを計算してみましょう。
標準は18.5〜25。健康リスクが低くなる
BMIの標準は18.5〜25の範囲。この範囲に入ると健康リスクが低下します。
一方で18.5未満や25以上になると心臓血管系疾患などになりやすくなり、健康に悪影響が出る可能性が高まります。
もちろん、これは大まかな確率の話。BMI18や26でも健康な人は多くいます。
標準から外れること = 不健康とは直ちにはなりません。
しかし、健康リスクを最小限にするためにBMIを標準の範囲内に収めましょうと言われるのです。
BMIが標準かの判断基準は健康。見た目ではない
注意しなければいけないことはBMIが標準かどうかはあくまでも健康の視点。見た目が太ってる・痩せているは考慮されません。
同じBMIでも骨格などによって見た目は大きく変わります。
ですから、BMI18だからといって必ずしも見た目が痩せているかどうかは判断ができません。
BMI18は健康面と他人の視点から見たら明らかに痩せすぎ
BMI18だからといって見た目が痩せているかどうか?は判断ができません。しかし、健康面と他人から見た感じで見ると明らかに痩せすぎと判断されます。
BMI18.5以下は様々な健康リスクが増加する
前述したようにBMI18.5未満では健康リスクが増大します。
代表的な健康リスクが女性の生理。高校生対象にした調査ですが、続発性無月経が起こった人の平均BMIは18.4と報告されています(参考)。
ですからBMI18はいつ続発性無月経が起こっても不思議ではありません。
18.5だって危ないレベルです。
またBMI18を保つためには、食事量を少なくしなければいけません。そのため健康を保つための栄養が十分に摂取できないため鉄欠乏性貧血や低栄養状態での体調不良が発生します(参考)。
日中に頭がボーッとしたり頭痛がしたりするのは栄養不足のせいかもしれません。
さらに免疫力が低下して、病気に弱くなったり内蔵機能が低下したり骨密度が低下して骨折したくなったりするなど健康上のリスクが多数発生します(参考)。
ですから、健康面からみるとBMI18は痩せすぎと言うことができます。
まわりから見ても痩せている
女性の平均BMIから見てもBMI18は痩せています。周りの人たちよりもBMIが明らかに低いからです。
BMIは必ずしも見た目に直結しません。しかし、他人からみて「太っている」「痩せている」はBMIと明らかな相関関係がありました(詳しくは以下の記事を)。
痩せていると感じる・太っていると感じるは周囲にいる人間によって影響を受けます。
例えばファッションモデルの中ではBMI19でも太っているとみられてしまいます。
しかし、あなたは一般的な環境にいるとしましょう。そうであればBMI20で十分に痩せているとみられます。
厚生労働省の調査では日本人女性の平均BMIは全年代で22.5(参考)。BMI18とは大きな開きがあります。
BMIで見た目の全ては決まりません。
しかし、一般的な環境ではBMI18の見た目は痩せていると「周りから」判断されることは間違いありません。
でも太って見える見た目に納得できない
わかってます。
これだけ「あなたは痩せている」と言ったところで、自分自身が自分の見た目に納得できないんですよね。
ぽっこり出たお腹・張り出した太もも・あるのか不明な足首・脂肪感が多い身体
これらをどうにかしたい。
そういったことは全く理解しています。
ただ、まず知って欲しかったのは理想の体型を目指すためには健康リスクがあったり、すでに周りからも痩せているとみられているということ。
これらを理解してから体型作りを進めていく必要があります。
痩せている身体を美しい身体に変えていく作業が必要です。
BMI18なのに見た目が太っている原因
BMI18なのに見た目が太っている原因は「体脂肪率が高い」「胃下垂」「むくみが多い」「姿勢が悪い」「肋骨の開き」などが原因です。
体脂肪率が高い
BMI18なのに見た目が太って見える原因のほとんどが体脂肪率の高さ。体脂肪が多いことで、見た目が太って見えてしまいます。
体脂肪率とは体重に占める体脂肪量の割合のこと。例えば、体重100kgで体脂肪量が30kgあった場合は体脂肪率は30%になります。
ご存じのように体脂肪は柔らかく下に垂れる性質があります。ですから体脂肪率が高いと体重が軽くても全身にたるみ感が出てしまいます。
上手に体重を落とさないと体重を落としても脂肪はあまり落ちず、筋肉や水分などが落ちて身体がたるんだままのことがあります。
ぽっこりお腹の原因となる胃下垂
ぽっこりお腹が引っ込まないのは脂肪ではなく胃下垂の可能性があります。
胃下垂とは胃などの内臓が骨盤方向に落ちてしまい、下腹がぽっこりと出てしまう現象。
内臓を支えるお腹の中の筋力が低下して落ちてしまうと考えられています。
体重を落としすぎるとお腹の中の筋力が低下してしまい胃下垂が酷くなることがあるため、ぽっこりお腹が改善しないのです。
全身のたるみ感を出すむくみ
全身のたるみ感が改善しないのは脂肪だけでなく、むくみが多いことも原因になります。
むくみは血管や細胞の外にある体液。代謝等に必要な体液ですが、過剰になると身体全体がむくみ、身体のサイズが大きくなってしまいます。
むくみが酷くなる原因の一つは栄養不足。必要な栄養が足りないことで身体全体のめぐりや細胞内外での体液交換が上手くいかず大きなむくみに繋がってしまうのです。
むくみは水分ですから重量方向に落ちようとします。そのため脂肪ほどではありませんがたるみ感を出してしまいます。
姿勢が悪いことでぽっこりお腹や脚太りに
姿勢が悪いこともぽっこりお腹や脚太りの原因に。
例えば、反り腰という姿勢があります。反り腰とは背骨が通常よりも強く反り返った状態になること。
一見良さそうな反り腰ですが、背骨が強く反り返ることで下腹が前に突き出されてしまいぽっこりとお腹が出てきてしまいます。
また、太ももの前側やふくらはぎの筋肉を強く使って立つため、その部位の筋肉が発達。太ももやふくらはぎが筋肉太りしてしまう原因になります。
肋骨が開き、浮き輪肉や寸胴体型の原因に
脇腹の脂肪やくびれのなさが改善しない問題は肋骨が開いているリブフレアという状態になっているかもしれません。
リブフレアとは肋骨全体が広がって開いた状態のことを指します。
肋骨は左右12本ずつ、合計24本あり肺や心臓などを籠状で覆うように存在しています。
肋骨の籠は外に広がったり内側に縮まったりします。その原因は肺。
呼吸のために肺に空気を取り込むとそれに対応して肋骨は外に広がり、空気を吐き出すと肋骨は内側に縮みます。
この肋骨が通常よりも外側に広がると一緒に脂肪も外側に移動。ウエストのくびれがなくなり、脇腹に浮き輪肉が目立ってくるようになります。
BMI18で見た目を痩せるための方法
体重を落とすのをやめる
BMI18で見た目を痩せるためにはこれ以上体重を落とすことはやめましょう。意味がないし、体型崩れを悪化させる可能性があるからです。
これ以上体重を落とした場合、更に筋肉を落としてしまったり、胃下垂を更にひどくしてしまう可能性があります。
筋肉を落としたら骨格を支える能力が低下し姿勢の悪化や肋骨の開きが酷くなってしまいます。
こうなるとあなたがなりたい体型とは全く違う方向になってしまいます。ですからこれ以上体重を落とすことは意味がないし、更に状況を悪くしてしまう可能性があります。
ですから第一歩は体重を落とすのをやめることが大切です。そのためにもう少し食事を多めに摂るようにしましょう。
栄養バランスの良い食事をする
BMI18で見た目を痩せるためには栄養バランスの良い食事をすることが大切。体脂肪率の低いスッキリとした身体を作る土台になるからです。
栄養バランスの良い食事とは必要な栄養素が過不足なく摂取できる食事のこと。必要な栄養素はタンパク質や繊維、ビタミン・ミネラルはもちろんのこと、脂質や炭水化物も必要な栄養素です。
過不足なくですから、タンパク質・繊維・ビタミン・ミネラルの摂りすぎもNGですし、糖質・脂質の少なすぎもNG。
必要な分を必要なだけ摂るようにしましょう。
必要な栄養素を過不足なくとることで、筋肉量の増加やむくみの改善につながり体型の改善に繋がります。
どのように栄養バランスの良い食事をすればいいのかはこちらの無料オンラインコースでしゃべってますので以下の画像をタップして下さい。
7〜9時間睡眠をとる
体型作りに睡眠はとても重要。睡眠不足だとむくみや肌荒れにつながる事はもちろん、筋肉量の低下にも繋がります。
十分な睡眠をとると成長ホルモンというホルモンが分泌されます。成長ホルモンは脂肪を分解し筋肉を合成するため体型作りにはとても重要なホルモンです。
しかし、睡眠不足になるとコルチゾールというストレスホルモンが多く分泌。筋肉を分解し、脂肪はそのままで体型崩れに繋がります。
個人差はありますが、成長ホルモンを十分に分泌するためには7〜9時間程度必要です。
できる限り長く寝るようにしましょう。
ストレッチをする
見た目を痩せるためにはストレッチを行いましょう。姿勢やむくみ、肋骨開きの改善に効果的だからです。
BMI18の場合、低栄養状態になっているため筋肉の状態が悪くなっており、柔軟性が低下してしまっています。
筋肉の柔軟性が低下するとその部分の骨が引っ張られて姿勢の悪化や肋骨の開きに繋がってしまったり、身体のめぐりが悪くなりむくみに繋がってしまいます。
これを改善するのはストレッチをするのが効果的。日々のストレッチを習慣化して見た目をスッキリ痩せましょう。
筋トレをする
筋肉量を増やして体脂肪率を下げるには筋トレをすることが一番。最も効率的に体脂肪率を下げることができます。
栄養バランスの改善や十分な睡眠をとることで、筋肉量をある程度改善することができるかもしれません。しかし、それでは変化がゆっくりでじれったく思うかもしれません。
それを加速度的に大きくするためには筋肉に刺激を入れることが最も効果的です。マシンなどを使わなくても自宅でできる程度の筋トレで筋肉を増やすことは可能ですので、トライしてみましょう。
健康的な身体にすることが最も効果的。これ以上体重を落としても意味がない。
この記事を通して伝えたいこと
それは、これ以上体重を落としても意味がないということです。
すでにいくら体重を落としても見た目が変わりませんよね?なんなら悪くなってしまっていませんか?
ということはもう体重を落とすアプローチは終わりです。
意味がありませんから。
体型は体重だけで決まりません。骨格もですし筋肉量、むくみ、姿勢など様々なことが関係します。
これ以上体重を落としても健康リスクが増大するだけです。
自分が納得する体型を作るためには今の自分をより健康的にすることが最も効果的です。
より健康的になり、自分が納得する「美しい」体型を作っていきましょう。
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