こんにちは!
オンラインダイエットコーチの藤本です。
最近、一ヶ月ほど、新たな食事管理アプリを利用していました。
2024年5月6日にリリースされたマクロファクター日本語版。
アメリカのStronger By Science Technologies社が制作・販売・管理を行っているアプリです。
マクロファクターの日本語版制作・販売に友人のATHLETEBODYが関わり、モニター参加を募集していたので、応募し参加させていただきました。
英語版の評価はアプリストアで4.4と好評なのですが、はたして本当に使えるアプリなのかどうかをレビューしていきます。
目次
利益関係について
最初に、私とStronger By Science Technologies社、及びATHLETEBODYとの利益関係について説明します。
今回、私はアフィリエイトプログラムには参加していません。アプリのダウンロードリンクは紹介しますが、そこから購入いただいたところで、私になんら利益はありません。
ただし、モニター参加するにあたって、マクロファクターの二年間の利用料を無料にしていただいております。
ATHLETE BODYの方々とは良い友人関係にあります。しかし、特に利害関係はありません。
コンテンツ制作の制限はされていません。
極力、正直にレビューを行っていくつもりです。しかし、以上のバイアスが含まれる可能性をご承知おき下さい。
結論:体づくりに真剣な人向けに最高の食事管理アプリ
私が一ヶ月使った結論はこれ。
つまり、真剣に体づくりを「したい」「しなければならない」人向けのアプリです。
無料で利用したいとか、食事管理アプリが続くかわからない、もっとライトにやりたい人はカロミルをおすすめします。
食事管理アプリの利用を検討している一は、カロミルを使ってみてから、カロミルの有料プランに移るのか?マクロファクターを含めた、他の食事管理アプリを試すのかを検討するといいでしょう。
カロミルとの対比を含めてレビューをしていきます。
マクロファクターの特徴
マクロファクターの最も大きな特徴は、独自のアルゴリズムで利用者の1日の消費エネルギー量と、目標摂取エネルギー・タンパク質・脂質・炭水化物摂取量を自動計算してくれるところです。
もちろん、他のアプリの有料機能も一通り搭載されています。
ここではマクロファクターの特徴について詳しく解説していきます。
独自アルゴリズムで利用者に合わせた必要なエネルギー量とPFCバランスを算出
マクロファクターの目玉機能と言える部分です。
マクロファクターに入力した食事データから
これらを自動で算出し、調整してくれます。
従来のアプリはズレる
私の消費エネルギー量の計算だけに関して言えば、従来のアプリはかなりズレます。
たとえば、一年間使っていたカロミル。
私の身体データを入力すると、目標摂取エネルギー量は2.715kcalと出てきました。
カロミルだけでなく、ほかの食事管理アプリでも似た数字になります。
一方のマクロファクターの目標摂取エネルギー量は1.692kcalと出てきました。
大きな違いが出ましたよね。
実際に、私が減量をするときは1,800〜2,000kcalを目安に設定します。
実感と合っている数字を出してくれるのが、マクロファクターと言えます。
トップページのカスタマイズができる
実はここも大きな特徴なのでは?と感じたのは、トップページのカスタマイズ性
欲しい情報をトップページに置けます。
私は、男性ホルモンや代謝に深く関係しているミネラルの亜鉛が不足しがちで、いつも亜鉛の摂取量気にしています。ですから、亜鉛の摂取量をトップページに置けるのは、とても快適に感じてます。
myfitnesspalには搭載されていましたが、ほかの食事管理アプリには搭載されていない機能でした。
他アプリでの有料機能は一通り含まれる
他アプリでの有料機能は一通り含まれます。
基本的な機能は全て抑えているので、全く使えない心配はいらなそうです。
有料プランのみ
マクロファクターは一週間の無料体験期間以外は有料プランしかありません。
プランは期間ごとに3つで以下の通りです。
期間 | 価格 |
1ヶ月 | 1,540円 |
半年 | 6,100円 |
1年 | 9,200円 |
一年間のプランは一月当たりに直すと、766.6円。
カロミルのプレミアムプランは480円
あすけんのプレミアムプランは484円
myfitnesspalは6.66$(153円/$で1,019円。円安…!!!)
他の食事管理ができるアプリの有料プランと比較すると高い方です。
入力したくなるのがマクロファクター最大のメリット
一ヶ月間マクロファクターを利用して感じた最大のメリットは、アプリに入力をしたくなるから欠かさず入力してしまう点です。
なぜそう感じたのか、詳しく解説していきます。
消費エネルギー量の計算はかなり正確
前述したように、消費するエネルギー量と目標摂取エネルギー量の計算はかなり正確です。
正確な理由は、実際の体重変化と摂取エネルギー量のみから、実際に消費しているエネルギー量を計算しているから(参考)。
長期的な体重変化は、摂取エネルギー量に対する消費エネルギー量の差によって決まりますから、ここをチェックすると、実際に消費しているエネルギー量を計算ができます。
一方、ほかのアプリは(多分)日本人の食事摂取基準から算出していると予想しています。
初心者は日本人の食事摂取基準でも十分です。しかし、ある程度熟練してくると、日本人の食事摂取基準と自分の消費エネルギー量の大きなズレに気づきます。
ですから、消費エネルギー量の計算が正確なのはすごく嬉しいポイントです。
正確なデータのためには、できる限り毎日の食事を正確にいれるのと、体重測定を欠かさず行った方がよいです。
正確なデータを出すために、毎日入力したくなる理由の1つです。
※注:マクロファクターでは毎日入力しなくても大丈夫と書かれています>>>。
休日の食事が意外にセーブできる
カロミル利用時には休日に入力をしていなかった
意外なメリットでしたが、マクロファクターを使いはじめてから、休日の食事がセーブしやすくなりました。
カロミルを使っていたころは、そもそも、休日の食事は記録していませんでした。
私のダイエットルールの1つは、「休日は好きな物を好きなように食べる」。
休日の食事をそのまま入力すると、平気で3,000kcalに乗ります。
3,000kcalは自分でとった食事だとしても、数字を見るのはさすがにストレスでした。
しかし、平日はいつも通りのコントロールしていれば、体重は落ちていくので入力していなくても、特に気にならならなかったのです。
マクロファクターは休日に入力する動機になった
マクロファクターは自分の体重の変化と摂取エネルギー量から、消費エネルギー量と目標摂取エネルギー量・PFC比を決定してくれます。
つまり、データを入力するほど正確なデータが出てくるのです。
より正確なデータを得るためには休日の食事も入力しなければいけません。
休日の食事も入力しなければいけないとなると、必然的に休日のデータを目にします。
でも、「3,000kcalで脂質100g摂取」みたいなデータは見たくないじゃないですか。
なので、必然的に休日の食事がセーブできるようになりました。
といっても、2,500kcalくらいとりますけど。
ただ、それ以上はいかなくなりましたね。
ここは予想してなかった副次的なメリットでした。
広告なし
快適!
広告はバナー広告くらいだったら全く気にしません。
しかし、アプリに一定時間戻れない & 戻りにくい仕様の全画面広告が増えてきているので、広告部分の違いは大きいです。
自分の欲しい情報がすぐにチェックできる
トップページに表示できる栄養素がカスタマイズできるので、欲しい情報がすぐに手に入ります。
個人的に重要視しているのは、亜鉛と鉄分・ビタミンB群。
特に減量中は鶏肉中心の食生活になりがち。しかし、鶏肉に亜鉛や鉄分、ビタミンB群はあまり含まれていません。
なので、他の食品を足したり、1日の最後にサプリを加えたりして足しています。
亜鉛や筋肉量を増やすのに大切な男性ホルモンの分泌を適正化してくれますし、鉄分もビタミンB群も健康状態を保つのにとても大切な栄養素です。
自分の食生活の中で不足しやすいミネラル・ビタミンの表示ができるのは、ありがたいと感じました。
食事記録の入力がメチャクチャ早い
食事記録が楽です。
理由はトップページにあるテキストボックスの部分。
ワンタップで食品名や商品名を入力でき、スムーズに検索ができます。
バーコードからの入力も、バーコードボタンが表示されているので、すぐに画面を切り替える事ができます。
メッチャ楽です。
OCR認識は爆速
ビックリしたのがOCR認識機能。メチャクチャ速いです。
OCR認識機能とは、食品の栄養成分表を撮影するだけで、食品のエネルギー量やPFC量が記録できる機能です。
言葉で言うより、実際に動作を見ると理解が速いでしょう。
見てもらったとおり、メチャクチャ速いです。
こういう部分でとても快適度の高さがマクロファクターのメリットだと感じました。
アプリの挙動がウルトラスムーズ
アプリの挙動がスムーズでストレスを感じさせる点は何もありませんでした。
アプリによっては止まったり、いきなり落ちたりするものもあったので、地味に嬉しいポイントです(2024年5月の段階で私はiPhone 13 proを利用してます)。
アップルヘルスケア「へ」栄養データを送れる
オタクとして地味に嬉しいのがここ。
アップルヘルスケア「へ」摂取エネルギー量やタンパク質などのデータを送れる部分は嬉しく感じました。
データって一元管理できた方がいいじゃないですか。
ですので、健康データに関してはアップルヘルスケアに集めておくと、個人的には管理しやすいのです。
アップルヘルスケアをハブにして、ほかのアプリにデータを送って活用も可能にもなります。
ほかの食事管理アプリはヘルスケアからデータを取るしかのみでしたので、嬉しいポイントです。
マクロファクターのデメリット
いい点ばかり述べてきましたが、物事には表があれば裏もある。
でマクロファクターを1ヶ月利用してきた中で感じたデメリットを挙げていきます。
食品入力の際の視認性が若干低い
食品を記録する際の視認性が、若干低いと感じました。
たとえば、「キャベツ」をマクロファクターで検索すると、結果画面は以下になります。
キャベツ一つで100gあたりなのか?一個あたりなのか?の視認性が低いと感じました。
もちろん、よく見ればわかりますが、一年間使っていたカロミルと比較するとわかりにくいと感じました。
毎日入力しなければ…、プレッシャーからストレスになる可能性
自分が実際に消費しているエネルギー量を、摂取エネルギー量と体重の変化から、精度高く推定してくれるのがマクロファクター。
裏を返すと、ある程度の期間は体重変化と食事記録を取らないと、正確なデータになりませんよね。
つまり、ある一定期間は体重記録も食事記録もとり続けないといけない。
ライトユーザーにとって意外とストレスじゃないでしょうか?
マクロファクターは毎日入力しなくてもOKと言っています。しかし、正確にデータ入力したくなるのが人ですし、入力が欠けて、ストレスが溜まる人は一定数いると考えています。
ですから、データを取り続けられる自信があるヘビーユーザー向けと言えます。
トップページに出てくる項目が多い。
マクロファクターはトップページに出てくる項目が多いため、何を見ればいいのか迷うかもしれません。
以下、マクロファクターのトップページです。
マクロファクターはエネルギー消費量や体重変化など、さまざまな項目が出ています。そこから跳べば、詳細は見られますが、色々なところを探さなければいけません。
一方で、私が使っていたカロミルのトップページは、摂取エネルギー・タンパク質・脂質・炭水化物・糖質・食物繊維・塩分量が大きく表示され、下にスクロールすると、当日に食べたものがでてきます。
マクロファクターは文字もやや小さく、視認性は若干落ちます(十分ではあります)
欲しい情報や、かゆいところに手が届く情報を入手しやすくなります。
しかし、カスタマイズは初心者に大変で、多すぎる情報はノイズになるかもしれません。
シンプルさには、やや欠けるかもしれません。
サブスクリプションで定期的な支払い
年間で9,200円のプランを選んだ場合、一月当たりに直すと767円。
高いか安いか、どう感じるかは人それぞれ。
一方、カロミルは無料で十分な機能を利用できます。
ですから、マクロファクター独自の機能にそれだけの価値はあるのか?が大事になります。
カロミルの無料プランと比較して、マクロファクター独自の機能を探っていきましょう。
マクロファクター vs カロミル無料版の機能比較一覧表
マクロファクター | カロミル | |
価格 | 767円/月(年間) | 無料 |
食事記録 | ○ | ○ |
食品の栄養成分チェック | ○ | ○ |
摂取エネルギー量表示 | ○ | ○ |
PFC摂取量表示 | ○ | ○ |
ビタミン・ミネラル摂取量表示 | ○ | ○ |
目標摂取量設定 | ○ | ○ |
自動でエネルギー等の摂取量設定 | 独自アルゴリズム | ○ |
栄養成分撮影入力 | 爆速 | ○ |
バーコード入力 | 爆速 | 速い |
レシピ登録 | 1000件 | ×(有料で可) |
広告 | 無し | かなり気になる |
食事データのコピペ | ○ | × |
検索履歴の保存 | ○ | ○ |
目標ペースの設定 | ○ | ○ |
エネルギー消費量の算出 | 独自アルゴリズム | ○ |
体重傾向データ | ○ | × |
栄養摂取源をリスト化 | ○ | ○ |
ウィジェット | ○ | ○ |
体重の推移記録 | ○ | ○ |
マクロファクターにしかできない点や、優位な点をまとめましょう。
つまり、これらの機能に月額767円・年間で9,100円の値付けがされていると考えられます。
必要なことはカロミル無料版でできる
基本的、かつダイエットにとって必要なことはカロミルで十分にできます。
以下は、藤本が思う食事管理アプリに求める最低限です。
カロミルはこれらの全てが無料で、UIはほかの食事管理アプリと比較して、とても使いやすいアプリです。
ですから、ほとんどの人はカロミルで十分であると言えます。
マクロファクターの独自機能は実際に使う?
レシピ登録や食事データのコピペはまあまあ使ってます。
体重傾向はあると安心しますが、なくても困りません。
アプリの挙動は速いですが、カロミルも十分に十分速いです。
独自アルゴリズムはメチャクチャ参考にしてます。
広告なしはかなり快適です。ただ、ひどくなければ広告を入れても気になりません。ただ、カロミルの広告に関しては、真剣にウザいと感じた物が一つあります。これは、後日に出す1年利用レビューで触れます。
ですから、基本的にできることは変わりません
独自アルゴリズムはメチャクチャ参考になりますが、後はなくても困りません。
快適度が変わるだけです。
必要最低限(以上です)が、無料で備えられているカロミルで十分です。
マクロファクターは、全てが上級者向けにカスタマイズされている
マクロファクターは全てが上級者向けにカスタマイズされています。
初心者は独自アルゴリズムを使わずとも、大雑把なエネルギー収支のコントロールで、ある程度体重をコントロールできるでしょう。
逆に、上級者は独自アルゴリズムが参考になります。
上級者はもっと詳しい情報が欲しいからトップページのカスタマイズは嬉しい。初心者はシンプルな方が嬉しいかもしれない。
食事記録のコピペは、同じものを食べることが多いダイエット上級者にとって役に立つ。
逆に、食べるものが多様な人にはあまり役に立たない。
アプリの挙動はメチャクチャ速いのは、速いほうが嬉しい。ただ、カロミル無料版も十分に速い。
マクロファクターでないといけない決定的な理由
ここまで書くと、別にマクロファクターでなくて良いのでは?と思うかもしれません。
しかし、実際に使ってみて、マクロファクターでないといけない理由があります。
理由は
入力したくなるアプリ
この一点に集約されます。
独自アルゴリズムを正確にしたくなる
マクロファクターは入力が楽しいですし、入力したくなるアプリです。
ある程度体づくりを頑張っている立場として、効率的に体づくりを進めていきたい思いがあります。
効率的な体づくりに、独自アルゴリズムはとても便利。定期的に自動で正確に消費エネルギー量と、摂取エネルギー・PFC量を計算してくれるのはすごく大きい。
データをできるだけ正確に保つのは、体づくりを効率的に進める上で有効です。
休日の食事を入力し始めたのは個人的には驚きの変化でした。
ですから、データを正確に入力したい思いから、データ入力をしたいと思うのはすごく大きいのです。
アプリ操作にストレスは一切ない
データ入力をする上で大切になるのはアプリの操作性。
サクサク入力できれば、ストレスは感じません。
逆にどこかで毎回詰まると、本当にイライラして、入力したくなくなります。
小さくてもイラッとする部分が出てくると、入力はおっくうになるんですよね。
これがほぼないのも、とても大きいのです。
体づくりはモチベーションとの戦い
率直に言って体づくりってストレスとの戦いだなって思います。
私は食欲がすごく強い方で、減量中でも高カロリーで美味しいものを定期的に食べないと、ストレスでやってられなくなります。
私でこんなストレスがかかるんだから…
見た目が仕事獲得につながるモデルなどの職業の方
見た目で勝敗が決まるフィットネス競技者
ちょっとしたコンディションの差で勝負が決まるアスリート
そうした方々のストレスってとんでもない物だと思うんですね。
でも、アプリ自体に入力する楽しみや動機ができると、しっかりと入力するんです。
おかげで、休日の食事も入力するようになりましたし、少しセーブするようになりました。
ほんのちょっとを頑張れるところは、真剣に体づくりをする人に対する後押しになります。
モチベーションをちょっとだけ後押ししてくれるのが、マクロファクターへ課金し、利用する価値です。
まとめ
フィットネスインフルエンサーたちが「良いぞ!!!」と言っていると、気になりますよね。
実際にマクロファクターは、快適に食事管理ができる素晴らしいアプリです。
しかし、冷静にみてみると、できることはカロミル無料版と違いはありません。違いは快適性と消費エネルギー量の正確性くらい。カロミル無料版でも十分に食事管理は可能です。ですから、ほとんどの人にとってカロミルで十分です。
しかし、真剣な体づくりを行っており、常にモチベーションとの戦いをして、少しでも効率よく体づくりを進めたいならば導入するのに十分検討していいアプリです。
今は、マクロファクターを使って減量中です。減量中での使用感なども、都度レビューしていきますね。
こういう部分を知りたいってことがあれば、コメント欄かSNSまでリプライください。
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