こんにちは!
オンラインダイエットコーチの藤本です。
美容体重という言葉を聞いたことはありますか?
標準体重よりも見た目が美しく見える体重という意味で使われます。
しかし、美容体重になっても体型に悩みを抱えている人が多くいます。
そのため、さらに体重を落とそうとする人がほとんどです。
しかし、美容体重以下にすれば本当に見た目が美しくなるのでしょうか?
この記事では美容体重以下まで落とせば、本当に見た目が美しくなるのか?について解説していきます。
目次
美容体重とは?標準体重と違うの?
標準体重は健康的に問題が無かったり、平均的な体重の事を指しますが、美容体重は見た目に美しく見えやすいと考えられている体重のことを指します。
美容体重と美しく見える体重のこと
美容体重とは標準体重と比較して美しく見える体重と言われています。
多くの方が悩むのが、見た目を良くしたくて標準体重まで落としたけれども、理想より太っているということです。
それと比較して美しい体型は、細く引き締まったスッキリとした体型のことを指します。
そう見えやすい体重が美容体重と呼ばれる体重です。
BMI20が美容体重
一般的にBMI20が美容体重と考えられています。
BMIとは身長に対してその人が太っているか痩せているかを判定するための指標。高ければ体重が重く、低ければ軽いと判定されます。
同じ体重60kgでも150cmと170cmの人では太っているか痩せているかに違いが出ますよね。身長に対して適切な体重があるため、BMIという身長を加味した指標でその人に適切な体重を表すのです。
標準の範囲は18.5〜25の間で、健康リスクが最も低いのは22程度。日本人女性の平均もこのあたりです。
しかし、多くの人はBMI22ではイメージした体型にはならないと感じているようです。
より細く美しく見せるためにはそれよりも軽い体重にする必要があり、若干健康リスクが高まっても標準範囲内であるBMI20程度に収めると細く美しくなれると考えられているため、BMI20が美容体重とされているのでしょう。
BMIの計算方法は?今の自分のBMIと美容体重を出してみよう
以下のフォームに数字で入力すると、今の自分のBMIと美容体重が算出できます。
あなたはどうでしょうか?
美容体重以下しても見た目の悩みは解決しない
実際に気になるのは美容体重・美容体重以下にして見た目の悩みが解決されたかどうか?ではないでしょうか?
結論から言うと、見た目の悩みは「改善」されたけど不満がある人が大半だったという事です。
BMI20でも見た目に不満がある人が大半
BMI20でも見た目に不満がある人が大半のようです。
私のインスタグラムアカウントでアンケートをとりました。
BMI20で体型に不満がある人?と聞いたら「ある」と答えた人が91%。ほとんどの人が美容体重になっても見た目に不満があるようです。
一方で、BMI22から20まで落とした場合、見た目の満足度は上がったか?というと65%の人は上がったと答えました。
ということはBMI20まで落とすことで、多くの人は自分の見た目の満足度は上がるけれども、十分に満足しているか?といったら、満足しておらず見た目の悩みは解決していないと考えられます。
シンデレラ体重になっても見た目の悩みは解決しなかった
より体重を落としてシンデレラ体重になったら見た目の悩みが解決されるか?といったらほとんどされないようでした。
シンデレラ体重とは美容体重よりもさらに軽く細い体重のこと。標準体重の下限であるBMI18.5がシンデレラ体重とされることが多いようです。
こちらもインスタグラムでアンケートをとった結果BMI20よりも落とした場合、見た目の満足度については変わらないか、むしろひどくなったという回答が合計で8割占めました。
ですから、多くの人ではBMI20まで落とせば見た目の悩みは「改善」はするけど「解決」されず、それ以下にしても変わらないか、むしろひどくなったという結果になっています。
BMI18.5になってくると健康リスクもとても気になってきます。生まれつき細めで体重が増やせない上に健康に問題がない人以外は、あえてにするメリットはないようです。
美容体重の人が見た目に悩んでいる部分
美容体重の人が多く悩んでいる部分はお腹周り・全身のたるみ感・脚の太さのようです。
そしてそれはこれ以上、体重を落としてもほとんど改善されないようです。
ぽっこりお腹やくびれなどのお腹周り
美容体重になっても、ぽっこりお腹やくびれなどお腹周りに不満を持っている人は多いようです。
インスタグラムで美容体重以下の人を対象に実施したアンケートでも5割以上の人がお腹周りに悩みを抱えていました(結果は消してしまいました…)。
ですから、美容体重以下に体重を落としてもお腹周りの悩みは改善されないようです。
全身のたるみ感
美容体重以下になっても多い悩みが全身のたるみ感。こちらもインスタグラムで実施したアンケードで3割以上の方が全身のたるみ感に不満だと言っていました。
腰回りが美しく引き締まったラインや丸い形のお尻を目指しているのになぜか全身たるんでいてもっさりしていては何のために頑張ったのか…。
そしてこれ以上体重を落としても改善しないのであれば悲しいですよね…。
脚の太さ
美容体重以下になって悩みが多いのは脚の太さ。体重を落としても足は細くならず上半身だけ細くなってバランスが悪くなってしまったと悩んでいる人も多いようです。
美容体重で理想のスッキリした見た目になるためには?
美容体型で理想的なスッキリした見た目になるためには体脂肪率を下げること、姿勢を改善すること、むくみをとることが大切です。
体脂肪率を下げる|理想的な値は?
スッキリした体型にならない原因は体脂肪率が高いから。体脂肪は重さに対しての体積が大きく、柔らかく下に垂れてしまいます。
体脂肪は筋肉に対して同重量の場合、約20%体積が大きいという特性があります。
しかも柔らかいため下に垂れて、見た目もボコボコ。スッキリした体型には見えにくくなります。
一方で筋肉は同じ重量でも体積は小さく、固く下に垂れない性質があります。表面もフラットになりやすくスッキリと見えやすいのです。
ですから体脂肪が多く、筋肉量が少ないという、体脂肪率が高い状態ではスッキリとした体型にはなりません。
女性の標準的な体脂肪率は20〜29%(参考)。基本的にこの範囲に入れることが大切です。
理想的な体脂肪率は23〜25%程度と考えられます。
女性の健康にとって体脂肪率はとても大切。正常な月経周期を保つためにも常に標準の範囲内に入れるべきです。
正常な月経周期を保つためには体脂肪率22%程度が必要と報告されている物もあるため、標準的だからと低すぎるのも考え物です。
家庭の体脂肪率計は誤差も大きく信頼性に欠ける部分もあります。ですから、少し余裕を持って23〜25%程度を目指していくのがよいでしょう。
姿勢を改善する
姿勢を改善することもスッキリした体型になるために大切な事。姿勢が乱れると骨の並びが変化して太って見えてしまいます。
今、試して下さい。思い切り腰を丸めて猫背になるとお腹に脂肪が集まりますよね。
逆に思いっきり腰を反らせてみて下さい。背筋は伸びますが、お腹は前に突き出されてぽっこりお腹になってしまいます。
このように姿勢が悪くなると、一部分に脂肪が集まったり、体の一部が突出してしまうなど、体型に歪みが出て見た目にスッキリしない体型になってしまいます。
これを改善するためには体の柔軟性や筋力を改善することが大切。日々の生活の中で運動やストレッチを取り入れることを意識しましょう。
詳しくは以下の記事をご覧下さい。
むくみをとる
むくみも太って見える原因。むくみの原因である水分は体積が大きく垂れやすいからです。
ご存じのように水分は1g/㎤。筋肉と比較して同重量で10%弱体積が大きいのです。
その水分を余分にため込んだ物がむくみ。脂肪ほどではないですが、多くため込むとサイズが大きくなってしまいます。
むくみをためないためには、健康的な生活習慣がとても大切です。十分な睡眠・栄養バランスのとれた食事・適度な運動を意識して体を体全体のめぐりが悪くならないように意識しましょう。
まとめ: 美容体重になったら体重じゃなく見た目
実は美容体重まで落としたからと言って体型の悩みが解消する人は少数派。ほとんどの人が体型に不満を持っています。
しかも、それは体重を落としたからと言って解消するわけではありません。
スッキリとした体型にするためには筋肉量を増やしたり姿勢を改善するなど体の中身を変えることが大切。そのためには健康的な生活習慣に変化させることを意識しましょう。
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