こんにちは!
宇都宮のパーソナルトレーナーの藤本です
先日ツイッター上でニュージーランド在住のパーソナルトレーナーMikikoさん( @mkkoMix : 詳しいプロフィールはこちら>>>)さんが以下のような発言をされて少し物議になりました。
Mikikoさんをフォローはしていなかったのですが、流れてきたツイートを拝見して質問をさせていただきました。
正直言って全く不快だとは思っていないんですね(イヤ、ホントに)。
ダイエットコンビニ飯をやって行くにあたって、この点は必ず指摘されるだろうなぁと思っていましたし過去に大丈夫なんですか?って指摘された事もあります。
で、このツイートの後にMikikoさんとSkypeでディスカッションする機会もあって、そこでお互いの意見を交換させていただきました。
ちなみに話した内容についてMikikoさんが記事を書いてくれています。
パーソナルトレーナーの藤本さんとコンビニ食について意見交換したよ!
でもせっかくのいい機会ですし、ここで私の食品添加物に対する考えだったりポジションの取り方の背景をお話しさせていただきますね。
目次
前提: そもそも食品添加物の専門家ではない
私の職業はパーソナルトレーナーです。
もちろん食品添加物の事について専門的に勉強してきたわけではありません。
ですので私が入手可能な情報に限定し食品の一般消費者のポジションであるという事を前提に論じていきます。ですので間違い等がありましたらご遠慮なくご指摘ください。
食品添加物って何?
そもそも食品添加物は何なんでしょうか?
厚生労働省は以下のように説明しています。
食品添加物は、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるものです。
食品添加物: 厚生労働省HPより
要するに食品を美味しくしたり、形が崩れやすいものを崩れないようにしたり、形を整えたり、痛みやすいもの・腐りやすいものを長期間保持できるようにするために使われるものの事ですね。
なぜ食品添加物が必要か?というと、食品を業者が加工してから消費者の元にたどり着くまでに腐ったり傷んだりしてはいけませんので保存するための目的として。
それから見た目の悪い商品は現実的に買い手がつきにくいので価格が下がってしまう。そのため綺麗に形を整えたり色を良く見せたりするために使われます(美味しいに見た目はとても大事な要素ですよね)。
また製造工程で必要になったりもします。
食品添加物として日本で最も有名なのが「にがり」ではないでしょうか?
お豆腐の製造工程でこのにがりは絶対に使うものですよね。
このように食品添加物はある食品を作るためやより長持ちさせるため、形を整えたりするために多くの食品において利用されています。
その種類は平成27年では指定添加物・既存添加物・天然香料・一般飲食添加物合わせて1,514種類に上り(参照>>>)数多くの食品に利用されており、もはや私たちの生活から切っても切り離せないものになっていると言っても過言ではないでしょう。
食品添加物は危険?
さて、何で食品添加物でこんなに議論になるのか?というと食品添加物は人体に害があると心配されているからではないでしょうか?
なぜ使用が公に認められてるのに危険が懸念されているのか?
色々な理由はあるのですが主だったところだと以下のような理由ではないでしょうか?
- 過去の被害事例
- 劇薬指定されているものもある
- 長期的な使用でどうなるかわからない
- 併用するとどうなるかわからない
過去の被害事例
食品添加物が原因で引き起こされた健康被害の実例は過去にあるようです。
ズルチンによる食中毒事件
昭和41年7月に発生したズルチン(wikipedia)という人工甘味料による食中毒事件(事件記録>>>)。
鳥取県安来市で73歳の女性が「あんつけ餅」を作る際にズルチンを使用し、それを作った本人を含め食べた6人が中毒症状を起こし、作った本人の女性一人が死亡するという事件。
この後、ズルチンはそもそも毒性が高い食品添加物として昭和44年に食品への添加が禁止されました。
これはそもそも食品添加物が毒性を持っていて、それへの規制を加えていなかったことから起こった事件です。
森永ヒ素ミルク中毒事件
国内で最も大規模な事例です。
内閣府食品安全委員会: 国内で発生した事故・事例を対象として食品安全に係る情報の収集と提供に関する調査報告書(2005年)
1955(昭和30)年6月頃から8月にかけて、森永乳業が製造したミルクにヒ素が混入し、 これを摂取した乳児の間でヒ素中毒が集団的に発生した。被害児は1万人を超え、130名1が 死亡する大規模な食品災禍に発展した。
ヒ素って食品添加物だったの!?
と思われてしまいますが、ヒ素は食品添加物ではありません。
この事件において、食品添加物として利用されていた第二燐酸ソーダに病因のヒ素が混入していたことから多くの健康被害が発生しました。
つまり食品添加物自体が原因ではなく、それに混入していた異物が問題になったのです。
ハンバーグによる有症苦情
昭和61年5月、8月及び9月の短期間に都内の小売店で販売していた挽き肉をハンバーグに調理したところ直後から全身の発疹等に見舞われ一時間後に消失する食中毒用症状を呈した。
東京衛研年報: 38,229-232,1987.
この事件は挽き肉に混入していたニコチン酸(wiki)が引き起こした事件です。
ニコチン酸を添加する事で肉の発色が鮮やかになり見栄えが良くなるという効果が期待できます(現在は食肉及び鮮魚介類に使用することは禁じられています)。
ニコチン酸はニコチン酸アミドとともにナイアシンと呼ばれ、ナイアシンはビタミンBの一種である栄養素です。
ではなぜ栄養素でもあるニコチン酸が食中毒用症状を引き起こしたのか?
それはニコチン酸は急激に大量に摂取すると血管が拡張し顔面が紅潮したり、頭痛、吐き気、嘔吐、下痢及び便秘等が引き起こされる作用があるからです(参照>>>)。
そのためナイアシン(≒ニコチン酸)は水溶性ビタミンですが摂取上限量が定められており15歳以上の男女で250〜350mgNE/日と定められています(厚生労働省)。
この事件においてニコチン酸は挽き肉から22〜217mgと摂取上限に近い量が検出されており一度に大量に摂取した事が原因と考えられます。
その他にも複数の食品添加物が係る健康被害事例が起きていますが、ズルチン以外は不純物の混入か、意図的か無意図に関わらず大量に使用された・基準値を超えて利用されたことから発生しています(参照はこちら>>>。ブログですがよくまとまっています)。
このように食品添加物自体から、あるいは添加物でなく不純物や、基準値以上の利用をしたことによって大小関わらず健康被害は過去に起こっている事は事実です。
ですから当然食品添加物を心配する気持ちが出てくるのは理解できます。
食品添加物は劇物?
さらに食品添加物の中で劇物に指定されているものも存在しているようです。
亜硝酸ナトリウムという食品添加物は毒物及び劇物取締法で劇物に指定されています(参照>>>)。
その亜硝酸ナトリウムですが致死量は2gとされ、高濃度の溶液を飲むと中毒症状を起こし、頭痛や吐き気、チアノーゼや意識障害、痙攣を引き起こします(wiki)。
この亜硝酸ナトリウムですが、ある身近な食品に一般的に利用されています。
それはハム・ソーセージです。
例を挙げましょう。
ニッポンハムのロースハム、デイリーチョイスの原材料を確認すると…
豚ロース肉、卵たん白、還元水あめ、食塩、大豆たん白、砂糖、豚コラーゲン、乳たん白/調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンC)、発色剤(亜硝酸Na)、香辛料、コチニール色素、(一部に卵・乳成分・大豆・豚肉を含む)
ニッポンハムホームページ・デイリーチョイス ロースハム
このように亜硝酸ナトリウムは発色剤(亜硝酸Na)という名称で利用されています。
ここだけ聞くととても危険な物質が身近にあって心配になるのではないでしょうか?
しかし一方で亜硝酸ナトリウムは食品添加物として利用を厚生労働省から認められています(参照>>>)。
なぜ利用を認められたか?というと安全性テストをパスしたからです(安全性のテストについては後述)。
厚生労働省の基準では亜硝酸ナトリウムは「亜硝酸根としての最大残在量」が食肉製品・鯨肉ベーコンでは0.070g/kg、魚肉ソーセージ・魚肉ハムでは0.050g/kgと定められています。
つまり製品として世にでる時点でこれ以下の残存量あれば、安全と認められるという事です。
また野菜からも硝酸塩(体内で亜硝酸塩に変化)は摂取され1日の摂取量はそれに大きく依存します。野菜の健康に対する効果が強調される一方、それによる健康被害は報告されていません(内閣府食品安全委員会)。
ニッポンハムは亜硝酸ナトリウム利用する理由をホームページに掲載しています。
・元々持っている色を加熱や酸化から守り安定させるため
・原材料の持っている獣臭さを消しハム・ソーセージ特有のフレーバーを与えます。
・細菌の増殖を抑えるため(特に強力な毒を持つボツリヌス菌)に利用します。
ニッポンハムホームページ
つまり過剰に摂取すれば危険であることは間違いないですが、口にするまでにそれが十分に取り除かれていれば安全で、なおかつ私たちに十分なメリットがあると考えられます。
亜硝酸ナトリウムと加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコンなど)について発ガン性についても取りざたされていますが「毎日」「50gの加工肉」を追加摂取するごとに18%程度上昇するようです(IARC)。
ちなみにタバコを吸う人のガン発生率は吸わない人と比較して1.53倍高まるそうです(国立がん研究センターHP)。
ガン発生率上昇だけを根拠に規制をかけなければいけないならば加工肉を含めて一般に流通している物でガン発生率が上昇するものは全て規制をかけなければならなくなってしまいますね…(加工肉は20歳以上から?といった規制になりますかね)。あまり現実的だとは思えません。
たまにはカリカリにベーコン焼いてカルボナーラに付け合わせて食べたいです…(バイアス)。
長期的な使用は?将来的に危険?
これに関しては本当にわからないと思います。
安全な摂取量の上限(以下ADI)を決めるためには動物実験を行い、その動物に対して無毒性量(以下NOAEL)を明らかにします(つまりその量をその動物が一生涯摂り続けても健康に影響が見られない量。死ぬまでの量じゃないですよ)。
これが明らかになったらADIを決めるためにNOAELに安全係数をかけてADIを算出します。
ADI = NOAEL/安全係数
その後、それを超えないようにADIを設定します(厚生労働省)。
ちなみにAthletebody.jp さんの「人工甘味料は太らない」という記事の最後にメチャクチャ詳しく、かつわかりやすく書いているのでご覧ください。
実験についてツッコミを入れられる事が多いのは動物実験で行われている点だと思います。
あくまでもこれはヒト対象の試験ではないから参考にならないという主張が散見されます。
でもよく考えてください。
人の体を使ってこんな試験ができるわけありませんよね。
ある意味人の体を危険に晒すわけですから明らかに倫理的に問題がある。
とすると動物実験の結果を当てはめて行くしか方法はなさそうです。
一方で、「認可されている添加物」が「基準に則って」使用されその結果健康に影響を与えたと断定できる報告は現段階で見つける事ができませんでした(あったら教えてください。それ本当に知りたい。隠されているというのであれば是非引っ張り出してきていただければ…)。
確かに未知のことですからこの先わかりません。
すごく不安になる事はわかるんですよ。
得体の知れない物体を体内に入れて心配にならない人間はいないです。
初めてアルコールを飲んだ時の緊張感はいまだに覚えています…。あと、テキーラショットもキツかった…(蛇足)。
ですから将来にわたって何らかの影響が出るのかも知れないと心配になるのは当然でしょう。
併用するとどうなるかについても同じかなと思います。現在それを理由に健康被害が出た報告を見つける事ができない以上、特に言える事はありません。加えて検証するにしても日本では1,500種類以上の食品添加物があって、それらすべての組み合わせを検証していく事は現実的に不可能ではないのでしょうか?
多くの人の意見は「わからない」
こういうことを含めて論じている人の話等を見聞きして、肯定派・否定派含めてほとんどの人の意見は「わからない」という事が大半だなという感想を持ちました。
食品添加物について注意を喚起している事で著名な安倍司さんの著書も拝読しましたが、最終的な結論として「わからない」から注意しなければいけないと受け取れました。
食品の裏側の要旨がこちらで見ることができます。
Mikikoさんも「わからない」という点は同意してもらいましたし、他にも様々な方が長期的使用・未知の危険性に対しては「わからない」とおっしゃっています。
いわゆる肯定派も将来的には「わからない」には同意してもらえると思っています。しかし安全性は検証されて、明らかな健康被害の報告はなされていないから利用する。という事だと思うんです(そして様々な事が検証されて認可されるというのはこちらの記事の通りです)。
一方でいわゆる反対派も「わからない」という事から不安で色々考えなければいけないと感じると思うんですね。
多量摂取すると健康に害があると考えられるもの。しかも馴染みも無いしなんだかよくわからない文字…。それを摂取する事の不安の大きさから、それを否定したくなる気持ちも全く理解できます。
私はダイエットコンビニ飯をやってるくらいですから、いわゆる肯定派に入ると思いますが、認めないといけない点としては「現段階では」という所です。将来にわたって何かの危険性が判明する可能性は「全ての」物事に対して有り得ますよね。
誰が全ての物事を将来に渡って100%安全だと言い切る事ができるでしょうか?
ですから「わからない」をどう取り扱うか?が非常に大事なポイントであると今回のMikikoさんとのディスカッションとそれに対する準備をする中で感じました。
例外事項: 反応してしまう人もいるかも…
一点だけ例外事項ですが安全性が検証されたものでも人間は個人差があるので当然反応の程度の差もあります。
ですから食品添加物の中の何かに反応してしまう人も少数いるかもしれないのは否定できません。
ですからそういう人たちが快適に食事できるような無添加食品および添加物は使っているけれども反応が出ない添加物のみの食品の選択肢が常にあって欲しいなとも願っています。
わからないから自分はとらない
ここからは価値観の話になります。
食品添加物は怖いからできるだけ避けよう。
全く問題ない観点だと思います。
自分自身がなんらかの懸念があり不安があるものを避けようとする事は人間として自然だと思いますし、その気持ちも理解できます。
xxは怖いからできるだけ避けよう
xxに他のものを入れても違和感はありませんよね。
これを自分の中だけで収めている場合は全く問題はないと思います。
わからないから外部に向けて「批判・否定」する事について
一方で問題は「わからない」で他方を批判・否定する場合かなと思います。
例えば軽いものだと
食品添加物は「将来どうなるかわからないから」危険だと思う。だからそれを勧めるあなた・あなた達ってどうなの?
もうちょっと過激になると
食品添加物は発ガン性も取りざたされてるし、禁止にしてほしい(実際にそんな要望がされていました。こちらに公開されています)。
とか
ハム・ベーコン・ソーセージは絶対NG!猛毒の化学物質含有、強い発がん性のおそれも
という明確な批判・否定も存在します。
これらについてどう思われますか?
前置きしておきますが、私は批判・否定する行為をしてはいけないという立場ではありません。
批判・否定はするべき場面できちんとしなければいけません。
でなければ「不当」な主張をされて、その主張をした側だけが利益を得てこちらは損害を被る事もあり得ますよね。
また事実と異なる主張をされた場合、それを否定して事実をきちんと立証していく必要があります。
極端すぎかもしれませんがわかりやすい例でしたので挙げさせていただきます。
先々月と先月GIGAZINEさんが報じた記事はこのわかりやすい例だと思います。
ある日突然自分の建物を他人がショベルカーで破壊しても「建造物損壊」にはならないのか?
続・ある日突然自分の建物を他人がショベルカーで破壊しても「建造物損壊」にはならないのか?
読めば読むほど信じられない内容で真偽のほどはわかりません。しかし少なくともGIGAZINEさんが非常に丁寧に「相手の主張や行動」を「批判・否定」している事がわかりますよね(当たり前かもしれませんが、相手の行為が違法行為な事もきちんと調べている様子もあります。「批判・否定」する上でとても重要な事だと思います。)
以上のように批判・否定をしなければ悪質な行為に対して負けてしまいます。
ですから批判・否定行為はするべき場面できちんとしなければいけないと思っています。
批判・否定は慎重にしなければならない
ただし、批判・否定は慎重にしなければならないと思っています。
なぜなら批判・否定はそれを受けた対象の対外的な信用を落とす可能性が高いと私は思うからです。
信頼・信用は社会生活をする上でとても重要なものだと思います。
仕事をする上でもそうですし、良い人間関係を構築する上でとても重要ですよね。
しかし批判・否定は根拠の有る無しに関わらずそれを脅かす可能性があります。
誰かや何かの社会生活を営む上でとても重要な信頼・信用を脅やかしてしまう可能性があるのであれば、それは本当に慎重になされるべきだと思っています。
ですから現在は批判・否定行為をする個人的基準を作って運用しています。
個人的基準
個人的に批判・否定行為をする基準を作っています(2019年5月現在)。
- 明確な嘘や間違い。
- 誰かの権利や財産を侵害した。
- 法律に違反し、誰かか何かに損害を与えた。
- 誰かの健康を明確に害する及び明確に健康に有害な情報を流した。
以上の事は批判・否定をしても良いという個人的基準です。
逆に言えばこれ以外の事は批判・否定しないようにしています。
つまり食品添加物以外にもこの基準は守るようにしています。
詳細に説明したいところですがこの記事の主旨と違ってくるので必要があれば別記事を書きます。
この基準に照らし合わせると食品添加物は?
まず現段階において認可されている食品添加物は厚生労働省の安全性テストをパスして認可を取っており、基準を守った使用であれば短期・長期的に健康被害は報告されておらず、健康被害が「明らかに」ありえるというエビデンスも発見する事ができませんでした。
また、認可されているため基準さえ守って利用すれば法律には当然違反せず、繰り返しになりますが誰かか何かに損害を与えたという報告を見つけられませんでした。
健康についてもこれも繰り返しですが基準内使用であれば明確に健康に害があるという報告も見つけられませんでした。
これらが嘘・間違いであれば当然批判・否定をするべきですが、現在それらは確認できませんでした。
一方で過去に事件があったこと、劇物指定され「多量」に使用すると体に悪いものが含まれている事も事実です。
それらを含めて考えると積極的に勧める「気持ち」にはなりません。
しかし批判・否定の基準に当てはめると「私は」食品添加物の使用と摂取について禁止するように批判・否定をするのは現段階ではできません。
ですから食品添加物について私は現在のスタンスとして
言及をしない
と決めています。
本当にこの記事だけにしようと思います。
日常の食事での摂取量もADIを大きく下回っており(参照>>>)超える事も心配する必要はないでしょう。
しかし過去の実績等から心配もある。
だから積極的に勧める事も排除しようともしないで現状維持をするのが一番であるという結論です。
繰り返しになりますがこの基準は全てのことに当てはめます。
逆に言うと多くの人が胡散臭いと思っているものでも公に批判・否定できるのは上記の基準に当てはまったものです(胡散臭いと内心では思うかもしれません)。
もちろんそれについて疑問があれば質問をしますし、最終的な回答が基準に当てはまれば批判・否定対象になります。でもいきなり批判・否定をすることは「ほとんど」ないです。
今回は安全性が検証され国の認可がおりており明確に健康被害があったと言う報告もありません。
もちろん未来の事はわかりません。
しかし現段階の条件で私が「わからない」からこの「批判・否定」するための基準を破ると他の事項でも「わからない」から批判をしてもOKになりますし、他の方が安全性が検証されているものについて「わからない」から批判・否定をすることも許さなければならなくなります。
それは私自身の一貫性を無くしてしまうので出来ません。
まとめ: あなたはどう扱う?
長々と書いてきましたが、これが私の食品添加物を取り扱う時のスタンスになります。
色々安全性は検証されていますが、将来の事まで含めて考える(さらに反応してしまう人がいるかもしれない事を含めると)と「わからない」という結論になります。
ですからこの「わからない」を私の価値観に沿ってこう考えます。こういうスタンスをとりますよという事を素人なりに書いてきました。
間違っている点があればぜひご指摘ください。
食品添加物について、そして批判・否定行為について考える一つの参考になれば幸いです。
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