こんにちは!
オンラインダイエットコーチの藤本です!
あなたはダイエット中にチートデイを使っていますか?私はかなり積極的に使っています。
積極的に使う理由はダイエットにとても役に立つから。
しかし、ガッツリ食べるチートデイ。翌日にはリカバリーするような何かをしたほうがいいのか?と気になりますよね。
この記事ではチートデイの翌日はどうやって過ごすべきなのか?について詳しく解説します。
結論からいうと、「なにもしないでいいし、むしろなにもしないほうがいい」です
目次
そもそもチートデイとは?
そもそもチートデイとはなんなのでしょうか?
結論から言ってしまうと「ダイエット期間中に大量に食事をとり、精神的な回復をさせる日」です。
精神的なだけ?代謝は?と思いますよね。ここでチートデイについて詳しく解説しました。
チートデイはダイエット中に大量に食事をとる日
チートデイはダイエット期間中に大量に食事をとり、精神的な疲労を回復させる日です。
チート(cheat)の意味とは
だます、欺く;だまして(金品などを)奪う、まきあげる
プログレッシブ英和中辞典第5版
つまり誰かをだますという意味がある言葉。
チートデイの場合、誰をだまそうとしているのでしょうか?
それは自分自身。
もともとチートデイはダイエットを行うことで起こる代謝の低下を回復させるために行われていました。
ダイエットをしていて体重と食事量を減らし続けた結果、体が飢餓状態になり代謝が低下、体重減少が停滞することがあります。
低下した代謝を回復させるために、ガッツリとエネルギー・栄養を取って飢餓状態ではないと自分の脳と体をだまそうとしていたのがチートデイという名前の由来です。
チートデイで代謝の回復は起こらない
チートデイを行っても基本的に代謝の回復は起こりません。
冷静に考えてみてください。
何ヶ月も積み重ねてきた事が1日に大量にとった食事で回復するわけがありません。
代謝を十分に回復させるためには、ダイエットを中断してある程度の期間をかけて十分な栄養を摂ることが必要です。
ですから、代謝の回復は全く期待できません。
一方で、チートデイのを行うことで疲れたメンタルを回復させる効果があります。
どれだけストレスに配慮してダイエットを行ったとしても、長期間のダイエットではメンタル的な疲労が来ます。
そんなときに、美味しいものを好きなように好きなだけ食べればメンタルの回復につながるでしょう。
代謝は回復しません。しかし、メンタル的な疲れがたまったときに、精神的な回復を促しモチベーションを上げるために行うのがチートデイなのです。
というわけですから1日チートデイをいれただけでは問題なくダイエットは順調に進みます。
チートデイ翌日の体重増加は一時的
チートデイを行うと翌日の体重はメチャクチャ増えて、そのまま体重が落ちなくなるのでは?不安に思うかもしれません。
しかし、それは心配無用。
翌日の体重は増えますがすぐに体重は落ち、長期的にはほとんど影響がありません。
ここでは、チートデイを行った後の体重変化について詳しく解説します。
チートデイの翌日の体重はほぼ増えます。しかし、その原因は脂肪ではなくむくみや胃腸の滞留物です。
ここではなぜ体重が増えるのか?体重増加を防ぐ方法はあるのか?について詳しく解説します。
実例で解説:チートデイ翌日の体重変化
チートデイ後の体重変化の実例を紹介します。
私のクライアントだった方はダイエットコーチング中に3泊4日の旅行へ行きました。
旅行中の食事のとり方についてアドバイスを求められましたが、私は特に何も気にせず目一杯楽しんできて下さいと伝えました。
つまり4日間チートデイを行ったことになります。
帰ってきたときの体重変化がこれ。
4日で3kg増えましたが、1週間後には最低体重を記録してます。
ですから、翌日には体重増加は起こりますが、一週間後には最低体重記録を更新するようなことがあるのです。
むくみや胃腸の滞留物による体重増加が起こる
なぜ、こんな極端な体重増加が起こるのでしょうか?
その原因はむくみや胃腸の中の滞留物です。
チートデイを行った時は大抵、大量の炭水化物を含んだ食品を食べると思います。
炭水化物は1gあたり3gの水分をくっつけて保持するという特性があります。
さらに、塩分などを大量にとることで体内に水分をため込みます。
そのため、カラダに大量に水分をため込み、むくみを発生させることで体重が増加するのです。
さらに、食べたものが排出されず胃腸の中に溜まった状態になると、たまった飲食物の物理的な重さで体重が増加します
どれくらいたまるか?というと、キロ単位でたまる可能性があります。
一食でお米やおかず、飲み物などを合わせて500〜700g程度食べることは一般的です。つまり普通の食事でも3食食べると1日に2.1kgくらいは体に入れている計算になります。
この重量はすぐに排出されるわけではありません。胃腸の調子が悪いと数日間ため込むことがあります。
ですから、何かの原因で飲食物が排出されない場合に体重は急激に増加するのです。
逆に言えば、これらが排出されると体重は一気に落ちるのです。
脂肪が増えるわけではない
チートデイを1日行ったとしてもと脂肪が増えるわけではありません。
脂肪を1kg増やすためには、自分が消費するエネルギー量よりも7,200kcal多く摂らなければいけません。
もし、あなたの1日の消費するエネルギー量が1,500kcalだった場合、1日に8,700kcalほどエネルギーを摂取する必要があります。
男子ラグビー日本代表選手の摂取する1日のエネルギー量は約5,000kcal。つまり、男子ラグビー日本代表選手よりも1.7倍くらい食べなければいけません(参考)。
それはさすがに無理ですよね。
ですから、増えた体重のほとんどは脂肪ではなく、水分や胃腸の中の滞留物だといえるのです。
チートデイ翌日の体重増加を防ぐ方法はない
チートデイの翌日でもできれば増やしたくないというのが正直な気持ちですよね。
しかし、基本的にチートデイ翌日の体重増加を防ぐ方法はありません。
むくみと胃腸の滞留物が原因で、それが排出されるのには時間が必要。
とはいえ24時間も時間が空かない翌日の体重測定までには時間がなさ過ぎです。
ですから、基本的に体重増加は増えますし、それを防ぐ方法はないと考えて下さい。
チートデイの翌日の食事の仕方は「なにもするな」
チートデイの翌日はどんな食事や過ごし方をすればいいのか気になりますよね。
結論から言うと「なにもしなくいい、むしろなにもするな。いつも通り過ごせ」です。
ここではチートデイの翌日に意識するべき食事の仕方について詳しく解説します。
何も気にしなくて良い。チートデイ前の食事に戻そう。
結論としては特に何も気にせずしないことが大切です。
何もせずにチートデイ前の減量向けの食事に戻しましょう。十分に体重が落ちます。
先ほどの私のクライアントのグラフを再度見てみましょう。
一週間後には元に戻っていますね。
この体重の落とさせるのに特別なことは何もしていません。
旅行前の食事に戻して下さいと伝えただけで、実際にそうしただけです。
それだけでいつもの体重に戻ります。
メンタルケアのためにむしろなにもしないほうがいい。
チートデイ翌日に帳尻を合わせたり、罰のように食事を減らしたりすることは「しないほうがいい」と考えています。
なぜなら食べ過ぎた翌日には抑えなければいけないという思い込みが強化されるから。
例えば、結婚式や忘年会などのイベントで食べ過ぎるイベントが発生した翌日は無理に食事を抑えようとする思い込みが強くなってしまいます。
しかし、結婚式などで食事をとっているという罪悪感はストレスになりますし、翌日に食事を抑えなきゃと思うのもストレス、実際に抑えるのもストレス…
ストレスにしかなりません。
イベントでの食事を最大限楽しめなくなるんですね。
これはダイエットだけで無く生活全般的にメンタル的にはものすごく良くないことです。
ですから、翌日は特に気にすることなくいつもの食事を摂ることを意識。呪いをかけないようにしましょう。
例外:ポジティブな気持ちになるなら翌日の食事は少なめに
翌日に食事のリカバリーをした方が良い例外は一つだけあります。
それはリカバリーをすることで気持ちの切り替えが出来てポジティブな気持ちになれる人。
チートデイや食べ過ぎた翌日は食事を控えないとどうしても気持ちの切り替えができないという人もいると思います。
そういう方は翌日の食事を少なめにしましょう。
そして、食事を少なくした翌日に「よし!また今日から頑張ろう!」というポジティブな気持ちになっていればOKです。
チートデイの肝は気持ちを回復させること。
逆にいうと、チートデイのやりっぱなしで逆にストレスを貯めてしまっては本末転倒です。
チートデイ翌日のリカバリーまでやって気持ちがポジティブな気持ちに切り替わるならそれは行うべきです。
つまりチートデイ当日と翌日をセットで考えることが大切。しっかりとポジティブな気持ちにすることがとても重要です。
だったらチートデイをするなよ?って?
ダイエット中でも美味しいものを食べたい日はあるでしょ。
そして息抜きはダイエットを継続する上でとても大事です。
それがチートデイ当日&翌日リカバリーで回復できるなら間違いなくやった方がいいです。
チートデイの翌日に行うべき運動のタイミングと種類
チートデイをした翌日には何か特別に運動をした方が良いのか?とよく聞かれます。
結論からいうと何か特別なことをする必要はありません。しかし、一つだけ意識するべきポイントがあります。
それはポジティブな気持ちになる運動をすること。
なぜポジティブな気持ちになることが大切なのかについて詳しく解説しました。
特別な運動をする必要はなし。いつも通りに過ごそう。
チートデイの翌日に何か特別な運動をする必要はありません。
運動の予定があればいつも通りに行えば良いですし、運動の予定がなければ何もする必要はありません。
先ほどの私のクライアントの実例では特別に何か運動をしたわけではありません。
いつもの通りの運動量と運動の種類。ただただ、いつも通りに過ごしただけです。
気持ちがポジティブに切り替わるなら、追加で何かをやっても良いですが、そうでなくストレスになるなら止めた方が良いでしょう。
気持ちが落ち着かないなら軽い有酸素運動とストレッチをすると良い
おすすめの運動は有酸素運動やストレッチがおすすめです。
汗をかいたりすることでむくみがとれる感じがあったり、筋肉を伸ばすことによって多少のむくみを押しながすことができ、気持ちもリラックスできるストレッチはおすすめです。
筋トレでももちろん良いですが、色々な動きをやらなければいけなかったり、汗の量はちょっと少なめなので気持ちの切り替え的に微妙な人も多いかもしれません。
なんにせよ、気持ちの切り替えが一番大切ですので、自分がポジティブになれる物である事が一番大切です。
チートデイの翌日に避けるべき行動
チートデイの翌日の過ごし方で大切な事は気持ちがポジティブになること。
逆に言えばNGなのはネガティブな気持ちになるようなことです。ここではチートデイの翌日に避けるべき行動について詳しく解説します。
断食をするのはNG
チートデイの翌日に食事を少なくしたり、断食をすることは基本的にNG。特にそれをすることで気持ちの切り替えができずにネガティブな気持ちが増幅されてしまう場合にはするべきではないでしょう。
先ほどの話と同じで、チートデイを行う上で最も大切な事が気持ちの切り替え。しっかりとストレス解消を行い、またダイエットを頑張るモチベーションを上げてくれる効果を得たいところ。
しかし、「前日食べたんだから今日はちょっと控えなきゃ…、なんだかなぁ…」というネガティブな気持ちが発生するのであればやらない方が良いでしょう。結局気持ちの切り替えに時間がかかってしまうからです。
とにかくポジティブな気持ちになれるのか?なれないのか?で判断していくことが大切です。
チートデイを続けては意味がない
チートデイを何日間も続けて、暴飲暴食の毎日を続けては意味がありません。
先ほどの私のクライアントの例では4日間のチートデイがありました。ただ、これはもう決めていたことですし、その後もしっかりとリカバリーできています。
ただ、チートデイを続けて適度なアンダーカロリーの食事に戻せないことはNG。普通に体重が減少しません。
前のような食事に戻せないならば、元々の食事計画に無理があるのか、あなた自身の生活環境などに問題があるか?など何かしらの問題があります。まずはそこを解決するなり、対応するなりした方が良いでしょう。
チートデイの翌日に避けるべき食品はない
チートデイの翌日に避けた方が良い食品はありますか?とよく聞かれます。
結論から言うと「ありません。いつもの食事をとって下さい」です。
ここまで話してきたように、いつも通りの食事や生活の仕方をすれば体重はきちんと減少します。
むしろいつもと違うことをすることので余計なストレスがかかるデメリットがあります。
ですから、いつも通りの食事・生活・運動をして下さいとお伝えします。
まとめ
チートデイをすることで最も大切な事は気持ちの切り替えです。基本的に翌日はいつも通りの食事をすれば良く、特別に何かをすることはありません。
チートデイと翌日の食事制限 or 運動をすることでより気持ちがポジティブになるのであれば、それは行うべきでしょう。
逆にNGな過ごし方はよりストレスを貯めるような過ごし方をしてしまうこと。気持ちの切り替えができません。
チートデイは上手に使うことでとてもダイエットを継続しやすくしてくれます。自分自身の気持ちがどう動くか?を把握して、ストレスをしっかり解消するようなチートデイの過ごし方をしましょう。
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