こんにちは!
オンラインダイエットコーチの藤本です!
健康管理アプリ「カロミル」の有料機能の一つである食事提案機能を使った生活を一ヶ月間続けてみました。
今回はその結果と使ってみた率直なレビューを書いていきます。
結論から書くと体重は結構落ちました。そしてカロミル自体の使いやすさは抜群で無料版はとてもおすすめできます。
しかし有料で食事提案機能は使うほどではないかな?という感じです。
なお、今回のレビューに当たって、最初に私とアプリ・サービスを提供しているライフログテクノロジー様の利害関係について説明します。
現在、私が法人向けのカロミルを使った栄養指導補助サービスである、カロミルアドバイスの利用を検討中で無料体験版を利用し、これを使ったオンラインコーチングサービスの提供開始を検討している状況です(2023/2時点)。
今回のレビューに当たって有料機能サービスについては、藤本自身で支払いを行い利用しております。
アプリ画面のスクリーンショットやロゴ使用についてはライフログテクノロジー様の許諾をいただいております。
極力、正直にレビューをしていくつもりですが、そういった関係があることをご考慮下さい。
目次
かなり痩せた:カロミル有料版の食事提案機能を1ヶ月使った結果
結果として結構痩せました。
目標は一月で-2kgを目標にしていました。
目標摂取エネルギー量などは全てお任せにして、食事提案もほとんどの食事で使いできる限りその通りにしました。
その結果は1ヶ月で-1.4kg。
-2kgという目標に到達はできませんでしたが、それは私が家族・友人の食事の誘いは断らないからというルールを課したからでしょう。
だって、そっちの方がリアルな使い方だろうから。
それでも目標達成率70%・-1.4kgは価値があるのではないでしょうか?
栄養計算などもカロミルに全て任せました。
最初、目標摂取エネルギー量が高すぎて本当に体重落ちるの?って懐疑的でしたがそこは杞憂でした。
最初は2,577kcal摂れと…。逆に摂りきれなかったわ…
ですから目標到達という意味で言うとかなり良い感じでした。
しかし、無料版は圧倒的におすすめですが、有料の食事提案は必ずしもおすすめとは言えません。
今回はなぜ無料版は圧倒的におすすめで有料版の食事提案機能はおすすめできないのかについて解説して行きます。
カロミルは無料版で圧倒的に使いやすい
カロミルの無料版は率直に言って他の食事管理アプリと比較して圧倒的に使いやすいです。
他のアプリでは有料で提供している物を無料で提供していますし、それ以前に操作性の高さが抜群。入力していてストレスを感じません。
無料版で他のアプリの有料版レベルの機能公開
カロミルは無料版で
- 目標タンパク質・脂質・糖質・食物繊維・塩分の設定と現在の摂取量
- 一食あたりのカロリー・PFC・食事管理・塩分の摂取量
- AIを使った食品写真からの食事記録
- 目標設定
- メニュー登録
- バーコード登録
これらは他のアプリでは有料版でしか使えない物ばかり。
これをカロミルは全て無料版で提供しています。
もちろん目標摂取エネルギー量設定と現在の摂取エネルギー量の設定や体重記録もできます。
率直に言って神ですね。無料でこれだけ使えるのは2023年2月時点ではカロミルだけです。
圧倒的に使いやすい操作性
ただ、私がカロミルを推している最大の理由は有料級機能を無料で公開しているからではありません。
その操作性の良さが図抜けているため、ずっと使い続けています。
例えばトップページ。エネルギーと各栄養素の目標摂取量と現在の摂取量が一目でわかります。
右上の詳細はこちらで各食事毎の摂取量も確認出来ます。
下に少しスクロールすると各食事で何をどれくらい食べたかが一覧できます。
右下の「食事を記録する」ボタンを押すと食事を記録できますが、検索からの入力がすごくやりやすい。
また、食品もとても見やすいです。食品の上下幅スペースが多くとられていることで視認性の高さも確保されています。
また食品毎に写真がついていることが多いので直感的に何を選べば良いかわかりやすい。
他のアプリは文字列だけが並ぶので、一瞬どれを選んで良いか躊躇するんですよね。
この入力時はストレスポイントなんだなと感じました。
大した差じゃないと思うかもしれませんが、この入力は1日複数回行います。
一瞬躊躇するだけでちょっとストレスになり、あんまり入力したくないなって思ってしまいます。これは毎日複数回繰り返すような行動ではとても大きな差になります。
また、食品のバーコード登録も爆速で、気持ちいいくらいでした。
こういう細かい部分の快適性がカロミルをストレスなく使いやすくしていると感じる部分。
食事管理アプリとしては、現在圧倒的にイチオシです。
カロミルの有料版食事提案機能は改善の余地あり
異常といっていいくらい無料版が優れているカロミル。一方で食事提案機能はまだまだ改善の余地あり。今すぐ多くの人に勧めることは難しいと感じました。
ここではカロミルの食事提案機能を一ヶ月間使い倒してみた感想を率直にレビューしていきます。
場面にあった提案をしてくれない
これが一番結構困りました。特に朝食。
一般的に朝は時間に追われる人が多く、あまり食事に時間をかけられない人が多いでしょう。
そんなときに提案されるメニューがパクチーつくねはしんどい…
私の普段の朝食は、全粒粉入り食パン・ツナ or ハムサラダ・コーヒーという簡素な感じ
そんな中に普段家に置いていないパクチーや、挽肉は調理しなければいけないっていうようなレシピを出されるとしんどい。
こういうのがでる度に他を見るを押して、提案を変えてもらいました。
しかし、朝食は最終的に気持ちが折れて、全粒粉入り食パン・ツナサラダに固定してしまいました。
おそらくこの段階で知識ゼロからダイエットをしようと考えている人は食事提案機能の使用をほとんどやめてしまうのではないでしょうか?
提案されてもレシピがない
ここもかなり困りました。
食事提案されてもレシピが表示されず、自分でネット検索しなければいけません。
食材の量は大雑把に表示はしてくれます。
しかし、調味料はどうすればいいのか?どうやって・どれくらい加熱すれば良いのか?が出てきません。
詰むポイント2つめです。
私は自分でネット検索しました。でもほとんどの人はここまで手間をかけたくないのが実情でしょう。私もかけたくありません。
また、選んだメニューには食材の量が書いてありますが、主要食材は全て必要な重量まで表記したほうが良いように感じます。
初心者はどの食材にどれくらいカロリーやタンパク質・脂質・糖質が含まれているかわからないため、余計な食材・調味料を使ってオーバーカロリーにしてしまう可能性があるからです。
油小さじ1だけ使うところ、油大さじ1使っていたら大きくカロリーはかわりますよね。
このようにレシピがないことで、多くの人が提案された物を作るのがめんどくさいと感じるだろうと思いました。
コンビニ・外食は対応しきれてない
食事提案機能でコンビニ・外食メニューを提案してくれる機能もあります。
ある程度は使えますが、一ヶ月間通して使ってみると、お店に置いていない商品を多く提案されたように感じます。
これはしょうがない部分があります。コンビニの商品は常に変わりますし、地域限定商品等もおいています。
外食も全てのメニューを把握するには膨大な手間がかかりますし、新メニューなどへの対応もすぐにできないのが当たり前でしょう。
ですからこの部分についてはしょうがないかなと思いますが、期待しすぎない方がよいでしょう。
主菜・副菜・主食でつまずく
ダイエット初心者が食事提案機能でつまずく可能性がある部分は主菜・副菜・主食を選んでいく方式。
そもそも主菜・副菜・主食って何?ってところから始まると思います。
また、主菜の部分に丼ものなど、主菜+主食のような食品が入っているため、カツ丼 + 炊き込みご飯というような選び方をしてしまう可能性もあります。
このあたりは知識0からダイエットを始める人に対しては厳しいなと感じています。
1ヶ月使ってみて感じたカロミルへの改善要望
超簡単レシピへ、超簡単にアクセスできるようにして欲しい
食事提案されてもそれが食べられなかったり、作れなければ厳しいなと感じました。
ですから、提案された献立のレシピへアプリ上からアクセスできるようにして欲しいと強く感じました。
願わくば、そのレシピが超簡単であると嬉しいです。私が酒飲み料理人のリュウジのレシピをアレンジして使うのはメチャクチャ簡単で美味しいからです。
でないとダイエットは続けられない…。
DELISH KITCHENへAPI提供しているから難しいのかもしれないけど。
DELISH KITCHENの有料プランでは月額480円払えばカロミル+レシピを見れそうなのでこれもレビューしてみようと思います。
場面にあった提案をして欲しい
朝食だったら納豆ご飯。昼食だったらうどんを軸に、夕食だったらお肉を軸に…
と、こんな感じで一般的な場面に応じた提案をして欲しいなと思います。
もちろん人によって食事の仕方は違いますし、朝からステーキを食べる人もいるかもしれません。
でも、一般的にはおそらく朝食はお米に納豆とかトーストに卵・サラダのように簡素に準備できてサクッと食べられる内容がいいと考えてい人が多いと思うんですね。
なぜかって時間が限られているから。
朝の時間なんて身支度で一瞬で時間は溶けてしまいます。
お昼もそうです。時間がない昼休みでコンビニや外食でサクッと済ませなければいけません。
朝にパクチーつくねはしんどいし、そういうのが出された時点で気持ち的に下がってしまったのは否定できません。
知識が全くない人が始めるにはこの部分の改善も必須かな?と感じました。
外食・コンビニはメニュー提案でなく、選び方ガイドが良いのでは?
外食・コンビニのメニュー選択があるのはメチャクチャありがたいです。自分で入力するときに検索するとかなりの割合で出てきますし、出てこなくても一般食品から似たものを入力しておけば良い。
しかし、提案になった場合は違います。
提案してもらった物が店舗に置いてないケースが多発します。
これはしょうがない部分があります。置いている商品は常に変わっていきますからそれにカロミルが完全に対応しろなんて無理な話です。
一方で、コンビニ食品の選び方がわかれば、大分スムーズに選べると思うんですよね。
例えば、私がインスタでやっていたダイエットコンビニ飯は400kcal・タンパク質30g以上で組み合わせを選ぶというスタイルでやっていました。
コンビニ・外食でもこういうガイドがあるとやりやすいかな?と思いました。
PFC目標設定をエネルギーに対する割合で計算して欲しい
有料版とは関係なくすごい細かい部分なんですが、カロミルは目標摂取エネルギー量とは別に、タンパク質・脂質・糖質摂取量を別個で自由に設定できるんです。
例えば、1日の目標摂取エネルギー量を2,200kcalに設定しても、タンパク質の目標摂取量を600gに設定したりできちゃうってことです。
タンパク質は1gあたり4kcal。つまり600gのタンパク質を摂るということは2,400kcal摂るということになりますから、そもそも実現できないですよね。
知識0からダイエットを始める人にもうちょっと優しいなと思うのは、タンパク質・脂質・糖質の摂取量を摂取エネルギー量に対してパーセントで設定して、それぞれの摂取量を自動で計算して上げること。
こうするとストレスなく計算できます。
上級者は細かいカスタマイズがしたいかもしれませんが、そこらへんは上級者だから適当に調整できると思います。
摂取エネルギー量などをヘルスケアに飛ばせるようにして欲しい
これも有料版とは関係ない部分ですが、個人的な利便性に関わるので。
カロミルからiOSのヘルスケアへ摂取エネルギー量などを飛ばせるようにして欲しいなと思いました。
歩数や運動量などをチェックするときはiOSのヘルスケアを使っています。
理由は二つ。健康に関する主要な記録を一目で確認出来ることと、これをハブに他のアプリに記録を同期できるから。
iOSのヘルスケアは他のアプリの記録を同期し、主要な記録をまとめてみることができます。体重やウエスト周り、睡眠時間、運動内容や運動量の記録、睡眠時間、摂取エネルギー量などが一覧可能。
つまりとりあえず大まかに記録を確認したいときはヘルスケアにとんで確認しておけばよいのが非常に便利です。
また、このヘルスケアをハブにして同期した記録を他のアプリに飛ばすこともできます。
例えば、私の場合ですが、体重はAnkerのEufy smart scale C2を使って測り、AnkerのアプリでiPhoneへ同期。それが同時にヘルスケアへ飛ばされます。
その記録がカロミルに飛んでカロミル上でも確認出来ます。
しかし、カロミルでは摂取エネルギー量などを飛ばすことができずにヘルスケアに記録された体重などをカロミル上で同期するだけ。これはちょっと不便。
利便性を上げるという意味でも記録をヘルスケアへ飛ばせるようにして欲しいかなと思います。
Apple Watchアプリがマジで欲しい
これも有料プランと関係なく、完全に私的要望ですが、Apple Watch から入力できるアプリが欲しいです。
集中力が切れるから基本的に手元にスマホを置いていません。キッチンの奥に放置してます。
なので、入力するときにスマホまで行かないとできないっていうのはちょっと不便…。
でもApple Watchで入力できると移動しなくて良いのですごく楽です。
あすけんを使っている私のクライアントにカロミルを紹介したとき、導入できない理由があすけんにはApple Watchアプリがあって、カロミルにはないからちょっと…、ということでした。
実際にApple Watch使い出すと、色々な入力がすごく楽なのでできたら最高ですね。
次の乗り越えるべき壁:作れない・食べられない
今回カロミルの食事提案機能をレビューするつもりで利用して気づいたことです。
知識0から始めるダイエットの最初の壁は「何を食べたら良いのかわからない」だと思うんです。
それをクリアしたとしても次の壁「作れない・食べられない」ということ。
提案してもらったとしても、調理方法が難しかったり、家に置いてない調味料や食材を出されてもしんどいですよね。
外食の提案をしてもらっても、それが店舗に置いていなければ私はノータイムでカツ丼大盛りを注文します。
食事管理アプリにどこまで求めるか?ですがそれがクリアされるのであれば、とても高い価値を持つのではないか?と感じました。
まとめ:無料プランは最強。有料プランの食事提案機能はまだまだ
まとめると無料プランは食事管理ができるアプリの中で最強なことは間違いありません。
使いやすく見やすい画面表示と配置、検索と入力のしやすさ、PFC表示やAI食事記録。これらが無料で使えるのは神アプリであるといって差し支えないと感じます。
一方で食事提案機能はまだまだ改善の余地あり。これからだなと感じています。
まず、ぜひ無料プランを使って見てください。とても食事管理がしやすくなり、ダイエットに役に立つはずです。
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