こんにちは!
オンラインダイエットコーチの藤本です。
太ってきなと思ったらあなたは何から始めようとしますか?
そう、運動ですよね。
しかし率直に言いますが、体重を落とすために運動はオススメしません。
そもそも運動しても体重は落ちない
多くの人が勘違いしていることなんですがそもそも運動をしても体重はほとんどおちません。
そう言える理由は多くの調査により運動によって体重が落ちない事が明らかになっているからです。
6週間で体の変化なし
例えば、こちらのAntonioらの調査では18〜35歳の健康状態に問題がない女性21人が週3回・6週間、有酸素運動と非常にきつい筋トレを行いました。
その結果、体重・脂肪量・体重において変化は無かったことが報告されています。
半年やっても効果なし
ちょっと6週間は短すぎましたかね。
では半年間はどうでしょうか?
この調査では2種類のプログラムを実施しています。
- カーブス的なサーキットトレーニング(週3回)
- 高強度の筋トレ(週4回)
これらの運動プログラムに健康で普通体重・普段トレーニングをしていない23歳前後の女性24名が参加しました。
その結果は
- サーキットトレーニング
体重に変化なし
体脂肪率は-2.5% - 筋トレ
体重に変化なし
体脂肪率は-6.7%
筋肉量は+3.3kg
というような結果でした。
体脂肪率が下がったのはポジティブな結果でした。
体重が変わらずに体脂肪率が下がったということは脂肪が減って筋肉量が増えたためだと思われます。
同じ重量でも筋肉は脂肪よりもサイズは小さくなります。ですからある程度体のサイズは小さくなったと思います。
が、体重は減りませんでした。
その他の調査でも似たような結果が出ています。
確かに運動は消費エネルギーを増加させます。
そのため長期的には体重のコントロールに影響を与え、また体力や骨の健康、血液値などにもポジティブな影響を与えるでしょう。
しかしダイエッターが期待するような2ヶ月や3ヶ月である目立ったような変化はありません。
ですから体重を落とすために運動をすることはやめたほうがいいということです。
体重を落とすための唯一の方法
以下の方法はいずれも8週間で7kg以上体重を落とすという結果がでました。
ではどの方法が最も体重を落としたでしょうか?
- 食事制限のみ
- 食事制限+有酸素運動
- 食事制限+筋トレ
正解は…
どのグループも体重の落ちに差はありませんでした。
この調査では肥満の男女65名を「食事制限のみ」「食事制限+有酸素運動」「食事制限+筋トレ」という3グループに分けて8週間後の体重の変化などを調査しました。
食事制限の内容はすべて同じで体重が落ちるようにカロリー制限された食事が与えられました。
その結果は前述したように体重は落ちましたが、全てのグループにおいて体重の減少の度合いに差は出ませんでした。
この事が何を意味しているか?というと
- 体重を落とすためには食事が重要
- 体重を落とすためにはカロリーを制限することが重要
ということを示してくれています。
ダイエット中に運動は意味ないの?
つまり上記のことから結論付けられるのは
「体重を落とすためには運動はほぼ意味はありません」
という事です。
ではダイエットにおいて運動は全く意味がないのかというと全く違います。
運動は運動で別の目的があるからです。
例えば体重が落ちたとしても筋肉が少なく脂肪が多い体であれば体はあまり絞れた感じになりません。
また体重を落とすためにカロリーを制限するわけですから何もしていないと筋肉が落ちますし体力も落ちます。
そうなることで姿勢がわるくなるかもしれません。その結果としてスタイルが悪くみえたりします。
つまり運動は体重をコントロールする役割はほとんど持たず、見た目の変化をもたらしてくれたり健康的な部分で大きな影響を与えるということです。
まとめ
運動を一生懸命やっていてもやせない。その原因は運動量でもやり方の問題でもなく、そもそも運動で体重はほとんど落ちません。
体重を落とすためすることは食事改善です。余計な摂取カロリーを減らすことが最も重要なことになります。
運動は健康的で引き締まった体を作るために重要になります。
体重が落ちないと悩んでいるのであればまず食事を改善してみましょう。
コメントを残す