こんにちは!
オンラインダイエットコーチの藤本です!
食べ過ぎた次の日ってどうしてます?プチ断食したり食事を控えたり、運動量を増やしたりしていますか?
でも、別にそんなことをする必要はないんです。いつも通りに過ごしていけば体重は元に戻ります。
この記事では、実例をもとに食べ過ぎた次に日には何をすれば良いのかについて解説して行きます。
食べ過ぎた次の日にするべきこと:何もしない
なぜ、食べ過ぎた次の日にするべきことは「何もしない」なのでしょうか?
なぜなら何かをやったところで効果はほとんど無いのに労力やストレスや疲労が溜まってしまうからです。
ここでは、もの凄い食べ過ぎをした人の例をもとに解説して行きます。
48時間で脂肪になったとしても普通に落ちる
摂った食事は約48時間で脂肪など体組織に変化すると考えられています。
だから、48時間以内に何かしてリセットしましょう。と言われることが多いですね。
しかし、48時間以内に何かを行っても、ほとんど意味はないと考えられます。
脂肪が増えるかどうかは摂取エネルギー量と消費エネルギー量の差によって決まります。
摂取エネルギー量が消費エネルギー量よりも大きくなると、脂肪などが増加し体重が増加します。
逆に言えば48時間以降も摂取エネルギー量よりも消費エネルギー量を大きくすれば脂肪などは減少します。
確かに、減量ペースは少し遅くなるでしょう。しかし、それだけです。
減量ペースはボディビルや体重制限のあるスポーツの大会にでない限り厳密に守る必要はありません。
また、翌日以降からダイエットを普通に続ければ良いだけです。
論より証拠。「4日間」食べ過ぎた人の体重変化
本当に食べ過ぎた翌日に何もしなくても大丈夫なの?って思いますよね。
では、私のクライアントの例を紹介しますね(掲載許可済)
この方は40代の女性で体重が増えてから以前の体重まで落ちなくなったので、そこまで落としたいという要望でした。
スタート体重は54.0kg。25日間で52.2kgまで体重が落ちました。
しかし、26日目から三泊四日でガッツリとグルメを食べまくるような旅行計画がたっていました。
つまり一日だけでなく、四日間ガッツリ食べ過ぎる予定になっていました。
私のそれに対する指示は
「好きに飲み食いしてきてください。旅行を目一杯楽しんで」
帰ってきたときの体重がこちらです。
見事なグラフ変化ですね。
スタート時よりも体重は1kg重くなっていました。
翌日からの指示は「旅行に行く前の食事や運動に戻してください。」
そこから1週間後には最低体重記録を更新しました。
いかがですか?三泊四日の暴飲暴食でこれです。
で、あれば一日だけの食べ過ぎであればすぐに戻ることが考えられますね。
ですから、いつもの通りに過ごせば良いだけです。
増えた体重はむくみや食べた食品の重さ。すぐに落ちる
食べ過ぎてもなぜ体重はすぐに戻ったのでしょうか?それは増えた分の体重はほとんどが、むくみや食べた食品の重さが反映されているだけだから。
体脂肪を1kg増加させるためには7,200kcalを余分に取る必要があります。
先ほどの例は、4日間で約3kg体重が増加しました。これを全て脂肪で増やすためには21,600kcalを4日間でオーバーしなければいけません。
仮にこの人の1日のエネルギー消費量を2,000kcalと見積もると、4日間で8,000kcal消費している計算(2,000 x 4 = 8,000kcal)。
つまり4日間で29,600kcalも摂取しなければいけません(21,600 + 8,000)。
1日あたりで7,400kcal摂取が必要。これは男子ラグビー日本代表選手が1日にとる目標摂取エネルギー量よりも相当多い食事量です。
到底50kg台の女性が4日間連続で達成できる食事量ではありませんよね。
でも体重は3kg増えました。考えられる原因のほとんどは体内にたまった水分や食べた食品の重さだと言えるでしょう。
食べ過ぎた次の日の断食や食事を控えるべきではない
個人的には食べ過ぎた次の日に断食だったり、食事を控えるべきではないと思っています。
理由は3つ。
1. 体重が元に戻ってないとショックを受けるから
2. 栄養が不足する可能性があるから
3. イベントなどに向けて控えなければいけないという思い込みが強化されるから
一つずつ詳しく説明します。
1. 体重が元に戻ってないとショックを受けるから
日曜日に爆食いしたととしましょう。月曜日の朝にはおそらく体重が増えていると思います。
じゃあ、月曜日に食事を控えると火曜日に体重が落ちるのか?
といったら、必ずしも落ちるわけではありません。
なぜなら、日曜日に食べたものが全て月曜日に出るわけではないから。
ですから、火曜日の朝も月曜日とほぼ変わらない体重と言うことは普通にあり得ます。
それが起こるとショックじゃないですか?
日曜日の爆食いでストレス感じて、月曜日の朝にもストレス感じて、火曜日には「月曜日あんなに頑張ったのに…」ってショックを受けるなんて…
最悪以外の何物でも無いですね。
これは月曜日に控えようが普通に食べようが同じです。だったら、食事で余計なストレスを感じないために、月曜日には普通に食べた方がいいですよね。
2. 栄養が不足する可能性があるから
二つ目は栄養が不足する可能性があるから。
爆食いした日は大量にタンパク質・脂質・糖質が体に入ってきます。それを代謝するためにも十分なビタミン・ミネラルが必要になりますよね。
でも、翌日に食事を控えるとそれがとれなくなります。となるとすぐに代謝できなくなり体調がすぐれなくなるなんとなく不調につながったりすることも考えられます。
これが繰り返されると代謝の低下が起こり体重が落ちにくくなることも考えられます。
ですから、翌日に断食や食事を控えたりするべきではないと考えています。
3. イベントに向けて控えなければいけないという思い込みが強化されるから
呪いがかかりますよ。
っていうと怖いですが、似たような物です。
別に結婚式や送別会などのイベントがあったときは食べ過ぎ飲み過ぎをしても問題ないんです。日常生活がしっかりとコントロールできているならば。
でも、食べ過ぎた次の日は控えなきゃって思いがあるとイベントの食事が苦痛になってイベント自体が目一杯楽しめなくなります。
そうなると必然的に、その前後の食事も気になってしまうんですよ。控えなきゃって。そしてその食事もストレスに。
そんなことは気にする必要はないです。
日常をしっかりとコントロールしましょう。そしてイベントは目一杯楽しみましょう。
運動もいつも以上にやるべきではない
もう一つ、気をつけるべきこと。翌日以降に運動をいつも以上に多くやる必要もありません。
理由は繰り返し述べるまでもありません。
運動を楽しみながら行うことはとても重要。楽しいことが継続をするために最も大切な事だからです。
一方で、健康上の必要が無ければ義務感から行うならばやらない方がマシです。運動自体が苦痛であると頭に記憶させてしまうため、そもそも運動がイヤになってしまうかもしれません。
やってもやらなくても変わらないことで。それをやってしまうのはもったいないですよね。
例外:精神的な切り替えができるなら行う
一点だけ例外があります。それは食事を抑えることや運動を行う事で精神的にリフレッシュできるならやってもいいと思います。
食事を控えたり、運動をいつもより多く行うことで「よし、また明日から頑張るぞ!」というポジティブな気持ちになるのであれば1度やってみるべきでしょう。
一方で、ネガティブな感情がまだ継続するようならやらない方がいいです。食べ過ぎてリカバリーしようとした後に自分がどんな感情になっているか?を見ながら実施すると良いでしょう。
食事以外で食べ過ぎた翌日に行うべきポイント
早く寝る
食べ過ぎた翌日というか当日からですが、早く寝ましょう。
疲労はネガティブな感情を強くします。そして寝不足は疲労回復に対して明らかに悪影響を与えます。
また、睡眠不足は食欲を増加させるホルモン「グレリン」の分泌を促し、食欲をコントロールしにくくすることが明らかになっています。
ですから、寝ましょう。できるだけ早く。
食べ過ぎたことは早く寝て早く忘れることが肝心です。
いつも通りの運動をする
食べ過ぎた翌日は取り返そうとしないで、いつも通りの運動をしてください。
義務感などネガティブな感情で運動をしてもストレスになるだけです。ましてや量を多くすると余計にストレスですね。
ストレスになったら?ダイエットを続けるのをやめたくなりますよね。
とにかく、いつも通りの運動をいつも通り楽しみましょう。それで十分。体重は元に戻ります。
食べ過ぎた後悔から楽しめない。運動する気にならないというならやらなくてもいいです。
逆に楽しいんでできるならばもっとやってもOK。無理をしない。とにかく楽しむってところが肝心です。
まとめ
食べ過ぎても特別にリセットをしようとする必要はありません。翌日からいつもの通りに過ごすだけで元に戻ります。
食べ過ぎてしまった後悔の念は強いですが、もう過ぎたこと。そこに必要以上に意識を持っていくことがもったいないです。
完璧に食事をコントロールできる超人はモデルを仕事にしている人にさえいません。イベントや突発的な食欲で食べすぎが起こることも含めてダイエットです。
良い気分転換になったと思って切り替えましょう。
あなたはどんな気持ちの切り替え方をしますか?よかったら下のコメント欄にコメントをしていってくださいね。
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