こんにちは!
宇都宮のパーソナルトレーナーの藤本です。
SNSを見て前から凄く気になる事があるんですね。
痩せろデブ
とか
デブは自己管理が出来ない
とか
そういう事を書く人をたまに見るんですが…
それを自分に向けて言うのは本当にやめた方がいいですよ
コンプレックスを改善しようとする事は大切
それは本当に大切な事なんです。
それが成長のバネになるから。
それ自体は何も悪いことではなくて素晴らしい事なんです。
ダメな自分を変えたい。
凄く良くわかります。
だからそれを奮い立たせるためにハッパをかけるためにそれを言葉や文字にする。
それ自体も何も悪い事ではないと思うんです。
でもだからと言って自分を罵る言葉を使ってはいけないです。
自分を罵りたくなる気持ちはわかります。
確かに他人に迷惑はかけてないからその時は何も問題はないです。
私も自分に自信がない時はよくやっていました。
こんな自分は死ね!
とか…
家で大声で叫んでましたねー…
それをする事で誰にも迷惑はかけてませんけどそれでも止めた方がいいと思います。
自分に言う事は他人に言う事
この記事で一番言いたい事は自分がそれをダメと思う・言う事は少なからず他人もそれと同じモノサシで判断してしまうという事です。
人間は一貫性を保とうとしますから、その評価基準で自分を判定しているのであればある程度は他人もその基準で評価しているという事です。
つまり太っている人は一律でダメ、自己管理が出来ないと判断するのであれば、あなたの基準の中で太っている人はダメ、自己管理が出来ないと判断してしまいます。
それって人間的にどうなんでしょうか?
その言葉を周りは聞いている。
イヤ、それは自分に向けて言っているから…
確かにそうかもしれません。
でもそれをSNS等に書いたり、友達とのコミュニケーションの中で
私太ってるから…
という言葉を発しているのであれば注意しなければいけません。
なぜならその言葉を周りの人は見聞きしているからです。
そうなると当然あなたの周りの人も
「この人は見た目だけで良いか悪いかを判断するんだな…」
「私も太っているからダメだって思われてるのかもしれない…」
「私は太っていないから大丈夫だ」
という判断をしてしまいます。
あなたが仮に痩せて今よりも見た目が周りから評判が良くなったとしましょう。
その時にもし見た目を太い細いで判断する事を何気なく口にしたとしましょう。
それは周りの人を「この人は痩せてなければダメだって判断するんだな」と感じてしまうかもしれません。
この事についてはジャンルはファッションですがわかりやすい描写があるので以下のWebコミックをぜひ読んでみてください。
自分の中だけならOKと思っているかもしれません。
しかし最初に書いたようにその意識は表に出てきます。
外見は内面の一番外側と言われます。ですからその内面は言葉や態度という外見に少なからず出てきます。
美しく見られたい。誰に?
美しいとかカッコいいとかは誰かからの評価があってこそのものだと思うんです。
自分が満足できればそれでいいという人も胸に手を当ててよく考えてみて下さい。
自分の見た目だけでなく行動や考え方を誰かに認めて欲しいという気持ちは少しでもあるでしょう。
たとえ外見が北川景子さんでも人を物の様に扱って太いか細いかで価値判断をする人間をあなたは美しいと判断しますか?
しませんよね
だから美しいっていうのは他者の評価があっての物だと思うんですね。
でも自分に欠点あるし…
その通りですね。私も欠点だらけでメチャクチャ悩んでます。
でも欠点は欠点でただそれが足りないだけなんです。
馬鹿とか自己管理出来ないとかそんな言葉をいちいちつける必要はありません。
私の理想とする体にはここがこうなって欲しいけど、今はこうだからこれにチャレンジしてみよう
それでいいんです。
それよりも
自分が太っていると思っているからって
自分が好きで得意な事や自分が他人のために役に立てる事
そういう事を否定する事はやめましょう。
そういう自分の得意や役に立てる事をしっかり認識してそれを育てながら、自分の中の嫌なところを少しづつ修正して行きませんか?
そもそも太っている事は健康に悪影響がない限り悪い事でもないですしね
人を思いやれる人が美しい人
これは私の価値観ですが
人の事を思いやれる人が美しい人だと思います。
凄くかっこいい体型をしていてもジム内であるエリアや機材を長時間占拠して迷惑になる程大きな音を立てながらトレーニングをしている人を美しいと思うでしょうか?
でも譲り合いながら、初心者にも親切にトレーニングをやりやすいようにサポートしてあげる人は体型関係なく美しい人だな、カッコいい人だなと思いますよね。
そういう時に鍛えた人が手助けしてくれたら
この人カッコいいな。あそこまで行かないでもいいからその人に近づきたいな
て思ってくれるかもしれませんよね。
ダイエットでもスレンダーな人が
デブは自己管理が出来ないからダメ!痩せろ!
お前の食事は全然なってない!炭水化物を無くせ!
プロテインはただのタンパク質だって事を知らないなんて常識外れ過ぎる!
いきなりこんな事を言ってきたら流石に人としてどうなんだろうか?って私は思います。
でもきちんと悩みを聞いた上で
逆に糖質を増やすと上手くいくかもしれないね。そのためには…
あ、でも抵抗があるならお米じゃなくて糖質量が少ない果物から…
そんな風に丁寧に説明してくれて手助けしてあげる人が私は美しいと思います。
私の美しい・カッコいいという価値観に大きな影響を与えてくれたのが鷲田清一さん著の「ひとはなぜ服を着るのか?」という本なのですが、著の最後にこう記しています。
わたしの故郷では夏になると、ご婦人やお坊さんが白い着物の上に絽や紗の黒い薄物をもう一枚羽織る。下の白が透けて見えるその様がなんとも涼しげだ。本人は重ね着をするのだからちっとも涼しく無いはずだから、きっと、見るひとの眼を涼ませるために着るのだろう。心がとてもおしゃれだ。自分が話すより、話を聞いてあげる。さりげないモラルというのが、ほんとは一番おしゃれなのかもしれない。
おしゃれと美しいとは違いはありますが、多くの共通する事があります。
将来ダイエットに成功したあなたは今悩んでいてそれを解決しようとしている人の先輩になります。そんな先輩は優しく丁寧に苛立たないで後輩の悩みを解決していって欲しいなと思います。
そしてそれが出来る人は本当に美しい人だなと思いますし、そういう人を増やしたいなと思っていなす。
だから自分の事を罵らないでください。
誰かが悩んでいたら優しく手を差し伸べて、苦労しながらも乗り越える手助けをしてしてあげられる人が増えればもっとみんな美しくなって、楽しく生活できるようになると思います。
そういう人が増えたら外見のためだけじゃないダイエット・ボディメイク・フィットネスだっていく事が多くの人に伝わっていくと思います。
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