こんにちは!
オンラインダイエットコーチの藤本です。
ダイエット中だけどついつい食べ過ぎて後悔した事ありますよね。
私はオンラインダイエットコーチとして多くの人のダイエットを指導していますが、ついつい食べすぎる事をなくしたいという相談を多く受けます。
今回の記事では、食べすぎてしまった次の日から何をするべきなのかを、実際に食べすぎて大きく体重を増やしてしまった私のクライアントの実例をお見せしながらお話します(掲載許可いただいてます)。
これを読めば食べ過ぎた翌日も焦らないで食事を出来るようになります。
目次
40代女性・4週間弱で1.8kg減
最初にこの方の簡単なプロフィールをお話します。
40代・女性で、体重が増えてから以前の体重まで落ちなくなってしまったので、以前の体重まで落としたいという要望でした。
スタート体重は54.0kgで、25日間で52.2kgまで体重が落ちました。
54.0kgが三週間半で-1.8kgだったらそんなに悪いペースではないです(減少率3.3%)。
きちんとした食習慣を身に着けてリバウンドを防ぐダイエットをする場合、これくらいの減少率が普通です。
1月で体重の10%とかは普通は減りませんし、減らしたとしても相当な無理があります。
そんな良い感じの体重減少だったのですが、26日目から3泊4日の旅行の予定が入っていました。
美味しいものも沢山食べる予定がある旅行です。
つまり一日の食べ過ぎではなくて4日間の食べ過ぎが行われるという旅行でした。
その結果帰ってきた時の体重はどうなったでしょうか?
3泊4日の旅行で3kg増
帰ってきたら体重は55kgになっていました。
つまりスタート時点の体重よりも1kg重くなってたわけです(グラフの変化凄い…)。
藤本何してんの!?
コーチング代返せよ!
って言いたくなるレベルですね。
その後の経過はどうなったでしょうか?
一週間後には最低記録更新
その翌日からの体重変化はこちらです。
翌日の30日目に体重は1.6kg減少して53.4kgになりました。
その後横ばいで推移しましたが
36日目に前日比で-1.2kgとなり52.8kgに
37日目は前日比-0.8kgで52.0kgになり、コーチングを始めてからの最低体重を更新しました。
ですので4日間連続の食べ過ぎが一週間程度で元の体重に戻りました。
食べ過ぎた次の日から行ったこと
今までの食事に戻すだけ
帰ってきた次の日から体重を元に戻すまでにやったことは
以前の食事に戻しただけです。
この期間中、特別にやったことは何一つありません。
リセットするために水分を多くとったり
胃腸に優しい食事を取ったり
特別に運動量を多くしたり
そういう事は一切してません。
今まで通りのダイエット中の食事内容に戻しただけです。
そうするだけで、1週間後にはコーチングを始めてからの最低体重を更新しました。
だからいいます。
食べ過ぎた次の日から特別な事をする必要はありません。
落ち着いて今までのダイエット食に戻しましょう。
やることはそれだけです。
一日食べ過ぎても脂肪は増えない
そもそも冷静に考えると一日食べ過ぎたって脂肪はほとんど増えません。
まず脂肪を1kg増やすためには何日間かかけてトータル7,700kcalオーバーさせる必要があります。
平均的な成人女性の一日の消費エネルギー量は1,400kcal〜2,000kcal程度。
1,400kcal程度の女性はほとんどのケースでダイエットが必要ないので2,000kcal程度の人を例にあげて話すと…
一日に「相当な」暴飲暴食して3,500kcal摂ったとします。
一日に2,000kcal消費する人が3,500kcalの摂取という事は1,500kcalオーバーです。
1,500(kcal) ÷ 7,700(kcal/kg) ≒ 0.194(kg)
つまり194g程度の脂肪増加になります。
これを4日間続けたとして最大で800g弱しか脂肪は増えません。
しかし、オーバーしたカロリーが全て脂肪になるわけではないので、ここまでも増えません。
だから一日食べすぎたくらいでそんなに太るわけがないんです。
4日間で3kg増えた理由
ではなぜ4日間で3kgも増えたのでしょうか?
食品の重さ
一つは食品の重さがそのまま体重に反映されたということです。
当たり前の話で1L水分を摂って体重計に乗ったら1kg増えますよね?
それと同じで食べたものが体内に残っているため、それがそのまま体重に反映されたということです。
余計な水分の貯蓄
もう一つの理由は体内に余計な水分を貯蓄してしまったからです。
ご存知かもしれませんが多量の炭水化物や塩分の摂取は体内に貯める水分を増加させます。
それがそのまま体重に反映されます。
生理前などで体重が落ちないのも同じ理由です。
急激に増えた体重はすぐに落ちる
以上の2つは体脂肪でもなんでもなくて、排出してしまえばすぐに無くなるものです。
もちろん食べてから排出されるまでタイムラグがあるので、食べた後はそれが体重に反映されます。
しかし出てしまえば一気に体重が落ちます。
そのため一週間で一気に増えた分の3kgが落ちたと考えられます。
この排出期間は個人差があるからどれくらいで戻るかとは明確にには言えません。
しかし個人的なコーチング経験からすると長くても2週間程度で元に戻ります。
ですから特別なことをする必要はないんです。
翌日から普通の食事に戻しましょう。
次の日からのリカバリーはしない方がいい
そもそも次の日のリカバリーはしないほうが良いと私は考えています。
メリットがない一方で、デメリットが多いためです。
習慣が崩れる
そもそも一般の人のダイエットは、長期的な食習慣作りが目的に行われるべきです。
そうでなければ一時的に痩せてもリバウンドしてしまいますよね。
そうした習慣作りをしている最中に、一時的な食べ過ぎとリカバリーは食習慣作りという観点からはマイナスです。
一日食べ過ぎたとします。
そしてリカバリーを数日続けたとします。
この期間は良い食習慣ではなくなってしまいます。
その損失は大きいです。
食べ過ぎても翌日から元に戻す。
という習慣にすれば見ての通りきちんと体重は減少します。
悪い習慣の悪循環に入る
少なからずリカバリー期間の食事はストレスが増加します。
そうしてストレスをためて次の週末を迎えます。
ストレスを貯めて週末にまた爆発
↓
翌週からまたリカバリー
これだと全く食習慣の改善に繋がりませんよね。
リカバリーをしようとすることで悪循環を生み出します。
これだといつ食習慣改善します?
永遠に対症療法のままです。
良い循環にするためにはすぐに断ち切るべきです。
必要な栄養素がとれない
リカバリーをしている最中はどうしても食事量が少なくなります。
そうするとダイエット中でも本来取るべきだった栄養素をとらずに過ごしてしまいます。
当然、健康的な体作りの観点からもマイナスです。
必ず体重は戻ります。
食べ過ぎた翌日からきちんと食事を取りましょう。
結論:食べ過ぎた次の日からするべきこと
食べ過ぎた次の日からするべきことは前のダイエット食に戻すことです。
焦る気持ちはすごくわかります。それをやってしまった罪悪感もあるし、それを取り返したい気持ちもわかります。
でも大切なのはそこで焦って食習慣を乱さないことです。
そもそも焦って何かに取り組んで上手く行ったことがありますか?
特にダイエットで。
ですからまず焦らないこと。
必ず戻ると信じて前の食事に戻しましょう。
まとめ
食べ過ぎた次の日から取り返そうとリカバリーをするメリットは特に有りません。
落ち込んでしまう気持ちは非常にわかりますがすぐに切り替えて、いつものダイエット食に戻しましょう。
コツコツ食習慣を改善することがダイエット成功の鍵です。
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